俺のワンダーウーマン【青】 (ページ13)

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中「よし、今日はここまで。後はそれぞれ課題持ち帰りでまた次回やな。」

淳太の一言をキッカケにみんなが口々に「お疲れー。」や「終わったー！」なんて達成感を味わっている。

「ほな、お先にー！」

俺はと言うと、早々に荷物をまとめて打ち合わせを後にする。

今日は足取りが軽い。
昼のうちに電話で頼んでおいた行きつけのイタリアンのオードブルを取りに行く。

「……あ、フルーツ。いちごのやつ…あ、あともも好きやったよな、確か。」

歩きながら思いついたスイーツを赤信号の時に検索。
ちょうど近くにフルーツタルトの有名店があるようやったからそこにも寄ろう。

タルトのお店には色とりどりのフルーツタルトがキラキラ並んでいて、決めきれずに4つほど調達。

右手にオードブル、左手にタルト。

この時点で結構やばいのに、最後に家の近くのリカーショップへ。

スパークリングワインを小脇に抱えていそいそとマンションに入った。

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「たっだいまぁ……ぅうぉっ！」

リビングに入ると可愛らしい花がテーブルの真ん中に生けてあって、部屋も飾り付けしてある。

『早かったね、もうちょい遅くなると思ってたから…まだ全部飾り付けおわってないよぉ。』

パタパタと急いで準備するAの後ろ姿に思わず抱きつきたくなる気持ちをぐっと抑えて、買ってきたものを手渡す。

「いろいろ買ってきてんけど、2人やのに5人分くらいになっちゃったわ。」

『買いすぎ。笑ありがと、盛り付ける。』

「おぉ。ええ感じやん、な。」

俺が風呂に入ってる間に全て用意は完了されていた。

『うん、じゃあ食べよっか。』

2人だけのスペシャルパーティーが始まった。