俺のワンダーウーマン【青】 (ページ11)

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Aとの同居生活から1ヶ月がたった。
これといった変化はなくて。
毎日が変わらなすぎる日々を過ごしていた。

その中で変わったことといえば、お互いが自然とタメ口で話すようになった所くらい。
そんな時、Aが朝からハイテンションな日があった。

「何で今日はそんな幸せそうなん？笑」

『今日は給料日なのー。だから何食べよっかなって。』

「ほんまに？俺も給料日やで？」

『給料日一緒なの？？笑』

「おん、やからホームパーティでもしいひん？」

ほんまは給料日ちゃうけど、変わり映えのしない毎日にはぴったりのイベントに
ここぞとばかりに嘘をついた。

『んー。藤井くん外出かけれないもんね。外食行こうと思ってたけど……いいよ！』

「ごめんなあ。笑ほんならさぁ、今日は俺がいろいろ買ってくるわ。食べたいものある？」

『特にないけど、いちごのデザートがあったら嬉しい。笑』

「ん。わかった。楽しみにしとって。」

荷物をパパッとまとめたAは、『いってきまーす』といつもより足取り軽く出かけていった。