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部屋に入ると淳太と彼女さんが座っていた。
中「お、よかった無事来れたんや。連絡、途中で来おへんから。笑」
小「緊張でお腹痛くてそれどころやなかったわ。笑」
中「なんやねん。w」
淳太の隣にはほんま綺麗なOLさんみたいな人が、ペコっとして微笑んだ。
中「彼女の優。東京の商社勤めのOL。大学で知り合った。」
佐「 はじめまして。佐々木優と申します。2人から見たらだいぶ年上ですが…。笑 よろしくお願いします。」
なんやろ…大人の余裕のある人やな……
眼鏡と帽子を被ったままのAは急いで外すと、
『こちらこそ、こんな格好でご無礼すみません。女優をやらせていただいてます、大崎Aです。』
と立ったまま、挨拶しだした。
俺もマスクを外し、
「小瀧望です。よろしくお願いします。」
と挨拶した。
佐々木さんはAを見て、「ふぁあ!?」と口を押さえてしばらく固まった。
中「優、びっくりしたやろ。笑」
淳太はどうやらAのことを伝えていなかったらしい。
佐「だって、さっき家出る前もCMで見たのに、淳くん何も言ってへんかったやん!それに……」
さっきまで標準語で話してた佐々木さんは関西弁になっていた。
中「大崎さんは最初から望の彼女。俺らのデビューの時から付き合ってたんやって、最近まで知らんかったけど。笑」
佐「そうなんやー!芸能人って感じやなーっ。」
ふふ、っと笑いながら淳太くんを見つめる姿は
ほんまに幸せな2人そのものやった。
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作者名:いんちゃん | 作成日時:2019年1月28日 17時