WESTの日常～7＋1ガール～ (ページ45)

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-濱田side ページ45

濱田side

俺の願いとは反対に、淳太とやーちゃんの距離はどんどん近くなっていく。

やーちゃんは、英語が苦手らしい。
逆に淳太は英語が得意や。

ほかのJr.はやーちゃんが英語を勉強しながら
頭を抱えている様子見て、

「淳太に教えて貰えばええやん。」

なんて言っていた。

なんてアドバイスしてるん。

淳太がやーちゃんのこと好きなのに気づくのは
時間の問題やった。

俺は勉強してるやーちゃんのもとへいった。

「淳太の大学、受験するんやって？」

ごめんな、やーちゃん。
試すこと聞いて。

『…はい。私、淳太くんに追いつきたいんです。』

…ん？

まるで、初恋の人に叶わない思いを寄せているような、そんな目。

若干、頬も赤い。

なんや、やーちゃん

あんた、あの大学受けるのはわざとやろ。笑

普段あんなにサバサバ振舞ってるくせに、

全然、女子やないか。

ああ、この子の初恋は叶ってまうんやな。

やーちゃんは妹みたいなもんだ。

こんな小さい時から知ってるから、俺は
正直恋愛感情なんかまるでない。

でも、人一倍やーちゃんには愛情がある。

正直Jr.が付き合うのは大反対や。

俺らはデビューせな意味ないから。

でも、

人の気持ちは止められない。

あんな顔する2人。

俺の大好きな2人。

2人の顔が夜のベッドで
ぐるぐるフラッシュバックする。

「…叶えてやるか。」

同じJr.として、間違ってるかもしれへん。

でも、2人にとっての仲間として、俺は…

「…応援せな。」

そう思ったんや。