WESTの日常～7＋1ガール～ (ページ36)

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弟キャラってなんやろな小瀧side ページ36

小瀧side

A。あいつは究極の自分勝手。

俺はいつだってAって呼べない。
呼ばせてもらえないんや。

俺かてメンバーや。
それにもう22やで。

…あの時のやーちゃんよりももっと大人や。

やーちゃんに線引きされへんくても、立場はわきまえてる。

馬鹿やな、やーちゃんも。

俺は…………淳太よりも大人やで。

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俺がJr.になった時。

すげー綺麗な人が、大人グループで歌って踊ってた。

入所してまだ3週間やったかな。

また右も左もよくわかっとらん時に、大人組が練習室で踊ってたんや。

わー、ジャニーズってすごいな。

ごくせんの人らが目の前におるわ！

そんなこと思ってたら、2人の間で女の人が歌った。

透き通るような歌声。

Jr.に女の子がいるのは風の噂で聞いとったけど、
こんな大人やったんやって驚いた。

…圧倒的存在感。

ダンスはめちゃ上手いとは言えなかったけど、努力してることはわかるほどにバシバシ踊ってた。

(めっちゃ綺麗やな。メイク濃いけど。俺のねーちゃんのちょい下くらいか…？)

レッスンの時はめっちゃ近寄りがたかったのに、

終わったらケラケラ笑ってごくせんの人らと話しとった。

「流星くん質問していいですか。」

流「おー、ええで。なに？」

近くにいた流星くんに何個か聞いて驚いたことを覚えてる。

フルネームは山本Aという人。

流星くんと同い年で俺の3個上。(早生まれだから厳密に言うと2個か。)

みんなにやーちゃんと呼ばれていること。
昔はこっちにいたけど、ある日突然大人組に行ったこと。

歌が上手いこと。

最後のは聞かんくてもわかるけど、←
流星くんは細かく教えてくれた。

思ったより若いやん、老けて見えるわ。
とか
なんでここに入ったんやろ。
とか

色々考えてたら俺は百面相してたらしい。

流「やーちゃん、綺麗やろ。でもやめた方がええで。神ちゃんにやられるぞ。笑」

「………ふぇえっ！？」

しまった。変な声出してもうた。

流「…。ま、好きになるのは自由やけどな笑」

流星くんにあらぬ勘違いをされた。
まあいいか。

なんかいったらもっと勘違いされるやろうし。