WESTの日常～7＋1ガール～ (ページ28)

今日:2 hit、昨日:37 hit、合計:277,705 hit

-神山side ページ28

神山side

話してくうちに、

同級生ってこともわかって

当時ちびっこJr.は少なかったから仲良くなった。

Aは野球で入ったからダンスが苦手。

でもすごい努力家。

いっつも俺にひっついて踊りまくってまあ踊れるようになった。

それに最初に歌を褒めてくれたんはAだった。

ほんまに最高の相方やった。

でも1、2年もすると

女の子のAは160cmくらいになって、

しかもまだ伸びてた。

みるみる女性らしい身体になるし、
メイクもするし、

ずいぶんとお姉さんになってしまった。

ずっと一緒だったのに

あるときジャニーさんがAだけ呼んだ。

あとでAにきいたら、
B.A.DとかBOYSの大人チームとレッスンすることになったんやって。

すごいショックやった。

たしかにここ最近身長も釣り合わへん、
シンメには不向きになってきてた。

でもそれでも、
俺だって成長期になれば身長も伸びるし、
男らしく色気も出せるやん。

なんで俺のAをとるん？

なんて考えてた。

あ、俺はAが好きなんや。

誰にも渡したくないんや。

って気づいた。

----------------

気持ちに気付いてから俺はなにかしたか？

なんもしてへん。
関係性はむしろ遠くなったくらいや。

若手チームもどんどんJr.が入ってきて

しげも流星もおったし、
途中からのんちゃん達も来てそれなりに楽しくやっとった。

ユニットもいろいろやった。

TOPkidsも7WESTも。

でも絶対Aはおらんかった。

いつしか俺のシンメもしげにかわり、

正直、Aたちの大人組より注目されてるんちゃうかってときもあった。

Aが16の時、
お兄ちゃん組も続々とユニットを組んでいく中、

Aはずっとソロやった。

若干の疎遠から数年が経っていた。

『神ちゃん。』

スタジオの廊下でAが呼び止めてきた。

ユニットのことやろうな…

って思いながらAの元へ行き、

「カフェでも行こっか。」

慰めようと思ったんや。