【東京喰種】嫌いから始まる⇒恋。2【霧嶋絢都】 (ページ8)

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嫌い⇒好き 56 ページ8

カネキ「だから…『骨』かなって」

アヤト「…っ!!」

カネキさんはアヤトさんを足で押さえ込んだ

カネキ「喰種と人間が同じ構造なのかわからないけど、全部折れたらちゃんと死ぬだろうし……骨は左右対称で“半分”もやりやすい」

そんな事を言いながらアヤトさんを見下ろす

カネキ「Aちゃん」

貴方「(ﾋﾞｸｯ」

すると急にカネキさんが話しかけてきた

カネキ「ヒトの骨って…大体何本だと思う??」

ぐりんと私の方に顔を向け、そう聞いてきた

ヒトの骨??

何本??知らない…知らないよ

カネキ「早く」

イラついたのか、カネキさんは目を細めた

貴方「ぁ…さ、300…ぐらい……」

そう答えると
「ふーん」と言いながらまた顔をアヤトさんの方に向けた

カネキ「そっか…300本か。じゃあ“半分”だから150本……だって、アヤトくん」

アヤト「ぅ、はぁ…」

アヤトさんは睨むようにカネキさんを見た

カネキ「でも残念。ヒトの骨は大体206本………47本…余計に折らなくちゃね」

そう言ってニヤッと笑った

貴方「ぁ……」

私の…せいだ
私が300本なんて言ったから

カネキ「150本か……アヤトくん、耐えられるかな」

アヤト「…っ!!」

カネキ「じゃあ…いくよ」

そう言ってアヤトさんの右腕を掴んだ

貴方「や、やめてください!!」

私は思わず叫んだ

アヤト「!!…バカッ」

カネキさんはピタッと止まり…私を見た

貴方「150本も…死.んじゃう」

フルフルと震えながら言った

カネキ「…じゃあさ、47本……Aちゃんが肩代わりしてあげる??」

貴方「え…??」