【東京喰種】嫌いから始まる⇒恋。2【霧嶋絢都】 (ページ7)

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嫌い⇒好き 55 ページ7

カネキ「僕さ…ここに来て安心したとの同時に…疑問に思った事があるんだ」

アヤト「??」

カネキ「こんなに実力があるのに……どうしてトーカちゃんが死んでなかったのかなって。君が“本気”だったら……もうとっくに決着がついてたと思うんだ」

カネキさんはジトッとアヤトさんを見た

カネキ「…アヤトくんが“アオギリ”に入ってまで成し遂げたいことって………なにかな」

アヤト「……っ」

カネキ「『ハンパ野郎』は君だよ」

アヤトさんはギリッと歯をくいしばって、ギロッとカネキさんを睨んだ

カネキ「僕、君を殺.す事は出来ないから……“半殺し”って…どうかな??」

カネキさんは、何を…言ってるの??

カネキ「それで…“半殺し”の定義なんだけど……なんだと思う??」

トントンと足でステップを踏むようにすると、いきなりアヤトさんに蹴りを入れる

アヤト「う、ぐっ…」

蹴りは横腹に入り、アヤトさんは少しよろけた

カネキ「“半殺し”。だから、殺.しの『半分』って事だと思うんだ。つまり、死ぬような事を半分したらいいって事」

アヤト「て…め…!!」

アヤトさんも反撃しようと殴りにかかるが

パシッと受けとめられ、そのまま横に飛ばされる

アヤト「ちっ…クソが!!」

カネキ「それでね、色々考えたんだけど。『上半身』と『下半身』に分けちゃうと、下半身は無くても生きていけるけど、上半身が潰れたら死.んじゃうだろうからさ。それは違うと思うんだよね」

アヤトさんの攻撃を受けながらも坦々と話すカネキさん

カネキ「それなら『臓器かな??』と思ったんだけど…これもそれぞれの価値で考えなくちゃいけないし…分類が難しい。例えば『脳』は全体で１つなのか…『大脳』『小脳』『海馬』なんて具合に小分けするのか」

カネキさんの…言っている事が分からない

何の話??
上半身??下半身??臓器??脳??

何を言ってるの??

アヤトさんに…何をしようとしてるの??