【東京喰種】嫌いから始まる⇒恋。2【霧嶋絢都】 (ページ6)

今日:15 hit、昨日:16 hit、合計:31,983 hit

嫌い⇒好き 54 ページ6

アヤト「は??お前なに言ってんだ??“俺に何しても”って、殺.しもできねぇくせに…ハンパな事言ってんじゃねぇぞ」

カネキ「…僕がハンパ??それって……」

そう言い終わると同時に、まるで瞬間移動したかのように……カネキさんはアヤトさんの目の前まで移動した

アヤト「!?」

カネキ「…君の方なんじゃない??」

アヤト「あぁ!?意味わかんねー事…言ってんじゃねーぞ!!」

アヤトさんが蹴りを入れる
でもカネキさんはそれをかわして、アヤトさんのお腹に膝蹴りをした

アヤト「ぐっ…」

アヤトさんはカネキさんから距離をとった

カネキ「ねぇ、アヤトくんさぁ…僕は殺.しも出来ないって言ってたけど…。当たり前じゃん。君はトーカちゃんのたった一人の弟だもん」

アヤト「はぁ??」

カネキさんは少しずつアヤトさんに近づいていく
アヤトさんは逃げずに、グッと構えた

アヤト「そーいう所がハンパだっつってんだよ!!」

そう言ってカネキさんに向かって結晶のような物を飛ばした

カネキさんは数本受けながらも、それらをかわしていく
そして、赫子を出すと…いきなりアヤトさんの足に突き刺した

アヤト「あぁ!?」

アヤトさんがパッと足に視線を逸らした瞬間

カネキさんはバッとアヤトさんの目の前まで行った

アヤト「!!」

カネキ「戦って分かった…君は強い。ヤモリは君の事嫌ってたみたいだけど…。手を出さなかったのは君の実力を認めてるからと思う」

アヤト「…黙って聞いてりゃ……知ったような口でベラベラ鬱陶しいんだよ!!」

アヤトさんが殴りかかったが、カネキさんはそれより速くアヤトさんの頭を掴んで

自分の膝にアヤトさんの顔を打ち付けた

アヤト「くアア!!」

アヤトさんは顔を抑え、後ろへ下がった

カネキさんは人差し指を口元に近づけ

カネキ「黙って聞けよ……話してる」

ギロッと睨むように言った

私は怖くて…何も出来なかった