【東京喰種】嫌いから始まる⇒恋。2【霧嶋絢都】 (ページ4)

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嫌い⇒好き 52 ページ4

アヤト「お前こそ…ここで何してんだよ??」

トーカ「は??アンタに関係ないでしょ」

アヤト「弱ぇくせに…でしゃばってんじゃねぇぞ馬鹿トーカ」

トーカ「あ??泣き虫のくせに…強がってんじゃねぇよ。また泣かしてやろうか??馬鹿アヤト」

貴方「…」

あれ、何だろう…
この険悪なムード

アヤト「んだとテメェ」

トーカ「なんだよ」

貴方「えっと…」

アヤト「とりあえずお前は……引っ込んでりゃいいんだよ」

アヤトさんの目が赤黒く染まる

トーカ「なに、やるき??」

それを見てトーカちゃんの目も赤黒く染まる

貴方「ちょっと、二人とも待って!!」

そう言ったが、時すでに遅し

アヤトさんがトーカちゃんに襲いかかった

アヤト「あんな所にいるからいつまで経ってもテメェは弱ぇんだよ!!」

トーカ「うるさい!!お前に何が分かるんだ!!」

トーカちゃんが蹴りを入れるが、アヤトさんはヒョイっとかわす

それどころか、トーカちゃんに向かって蹴りを入れた

トーカ「うっ…」

アヤトさんの蹴りが脇腹に入ったトーカちゃんは少し怯んだ

貴方「アヤトさん!!」

私がそう呼んだのも聞こえないのか、
一瞬怯んだトーカちゃんの頭を押さえ込み背中に馬乗りになるような体勢になった

アヤト「半端な羽なら…もいでやる!!」

そう言ったアヤトさんは

トーカちゃんの背中にかぶりついた

トーカ「あぁっ…!!」

そして、赫子のような物を引きずりだした

アヤト「まっじぃ…」

嫌だ…ヤダよ
なんで??

貴方「嫌だ…アヤトさん!!」

私はドンッとアヤトさんを押した
ドサッと音を立てて地面に尻餅をつくアヤトさん

その目は…とても悲しそうに見えた