【東京喰種】嫌いから始まる⇒恋。2【霧嶋絢都】 (ページ15)

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嫌い⇒好き 63 ページ15

少しの間抱き締めていた

ふとアヤトさんを見るとスゥスゥと眠っていた

私はアヤトさんを布団に寝かせて、部屋を出た

アヤトさんに何があったのか知りたい

ご両親の事
トーカちゃんの事
アヤトさんの幼少期の事

アヤトさんからは直接聞けないから誰かに聞くしかないか

そう思って誰に聞こうか考える

エト…??
いや、知らないだろうか

タタラさん…??
……うーん、微妙

カネキさん…??
とてもじゃないけど話せません
怖いです
睨まれたらﾀﾋんじゃいます←

うん

トーカちゃんだ

そう思ったが、今日の戦いでトーカちゃんも傷ついている

流石に迷惑だろう。と考え、また後日行くことにした

色々考えながらアジト内をウロウロしていると…

貴方「あ」

カネキ「…」

ばったりカネキさんに会ってしまった

さっきも会ったし…
この人どんだけウロウロしてんの!?

ジッとしなさい!!ジッと!!

と思ったが口に出せません

それどころか、凄く気まずい
「ごめんね」と言われ……許せないわけじゃないけど、やっぱりまだ怖い

そんな時、ふいにカネキさんが口を開いた

カネキ「…よく会うね。そんなにウロウロして、少しジッとしたら??」

はぁぁ!?
と思いカネキさんを見る

カネキ「冗談だよ」

笑いながらそう言ったが
全然面白そうじゃありませんが??

カネキ「……僕に会いたくなかったでしょ」

貴方「(ﾋﾞｸｯ」

ヤバイ…反応してしまった

カネキさんは「あはは」と笑う

貴方「あの…別にそんな事…」

急いで訂正後しようとしたが

カネキ「隠さなくていいよ。僕が悪いんだし」

そう言われ、黙り込んだ

なんて返せばいいのか分からない

怖い…怖いけど……
カネキさんは守ってくれた。私も、トーカちゃんも

私は何も言えずに俯いた