私も器なんですよ3【呪術廻戦】 (ページ9)

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四人目の被害者が出た。まさに話を聞こうと訪れた被害者三人の知人が、すでに亡くなっていた。

新田「他の3人と同じ死に方っス。」

亡くなった彼の両親からも情報は得られず、被害者の出身中学校を訪れた。

さいたま市立浦見中学校

先をゆく釘崎とAは仲良さげに肩を並べて歩いていると、早速体育館前にたむろする生徒を見つけた。

釘崎「おっ！分かりやすいのがいるわね。」

『話を聞きましょうか』

釘崎「いや、ブン殴って更生させんのよ」

虎杖「なんで？！」

なんだなんだと顔を上げ、こちらを睨む不良達だったが、一瞬驚いた表情をするとピン！と背筋を伸ばして綺麗な90度のお辞儀をした。

不良「おつかれさまです！！」

得意げな顔をする虎杖と釘崎。

不良「卒業ぶりですね、伏黒さん！」

驚いて伏黒の顔を見る虎杖と釘崎。Aも不思議そうに伏黒を見る。

気まずそうに伏黒は顔を逸らす。

伏黒「俺。中学。ココ」

3人は伏黒の元に駆け寄った。釘崎と虎杖にぐいぐいと顔を抑えられ、Aに後ろから腰に抱きつかれる。

釘崎「それも驚きだけどそうじゃねぇだろ！」

虎杖「何した？おまえ中学生で何した？！」

『あの子達に聞いた方が早いよ』

Aの一言で釘崎が勢いよく振り返ると伏黒に何をされたのか問う。

不良「俺ら…っていうかこの辺の不良半グレその他諸々、伏黒さんにボコられてますから。」

伏黒「ボコッ……た。」