私も器なんですよ3【呪術廻戦】 (ページ36)

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小沢「コレ、中学卒業式の時の私です。」

ファミレスに入り、席に通されると小沢は携帯を取り出し2人に中学時代の写真を見せる。

そこには、黒髪おかっぱ頭でぽっちゃりとした少女が恥ずかしそうに、だが自信なさげに写っていた。

釘崎「マジ？！半年前でしょ何がどーしたの？！」

今目の前にいる少女は、髪を明るく染めた背が高くすらりとした少女であった。釘崎がそう声を上げるのも納得がいくものだ。

『となり悠仁だね…』

彼女が釘崎に垢抜けた理由を話すなか、Aは2人をさほど気にしていないようにトントンと写真を指差した。

小沢「卒業式の日に勇気を出して一緒に撮ってもらったんです…

さっき虎杖くんを見て、今の私ならもしかしたらって…」

もじもじと顔を赤くする小沢を見て釘崎は察する。

釘崎「つまり…そういうことね？！」

小沢「はい！！そういことです！！」

『ん…？？』

そうなればと釘崎は伏黒を呼び出した。彼の方が虎杖をよく知っているからだと考えたからだ。

小沢「あの…もしお2人が虎杖君のこと…((釘崎「ない。天地がラバダン踊ってもない。」

きっぱりと否定する釘崎に苦笑いしながら、小沢の視線はAに向く。

『私は好き。』