過去 ページ40
過去編に飛びます。
一応、主人公の祖父と父の名前を紹介しておきます。
祖父は山本兆(さんもときざし)
父は山本薫(さんもとかおる)です。
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12年前、山本A4歳。
まだ、山本家が御三家と肩を並べていた時代である。
Aは父と母に連れられ加茂家にやってきていた。というのも、最近加茂家に嫡男として加茂憲紀が迎え入れられたという話が山本家の耳にも入ったからである。
山本家当主であるAの祖父山本兆は、山本家の地位をさらに確固たるものにしようと考えていた。
そこにAと年の近い加茂家の次期当主が現れたと聞くと、これ幸いと加茂家にAを送り込んだのだ。
あわよくば、孫を嫁がせて山本家の血を加茂家に混じらせるのもよし、そうならずとも何か御三家との繋がりが生まれれば良いと。
母「大丈夫よ。加茂家の当主様にご挨拶するだけだから。」
安心させるように笑う母にAもぎこちなく笑い返す。
加茂家当主並びに、嫡男加茂憲紀への挨拶はほんの片時であった。
呪術界を支える家系の一つとして加茂家ともぜひよろしくしていきたいといった旨を、なにやら難しい言葉で述べたAの父であったが、加茂家当主からはAの母が非呪術師であることへの皮肉を一言二言言われただけで部屋を出されてしまった。
1番の目的であった嫡男は、当主の横で目を瞑りちょこんと座っていたが、言葉をかけることもできなかった。
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[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新待ってます! (2021年8月24日 8時) (レス) id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
Ciel - めっちゃ面白いです!吾郎くんがかっこかわいいです。便新待ってます! (2021年8月11日 23時) (レス) id: 5e4a1d1d6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2021年8月10日 12時