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伯父の怒鳴り声でふっと意識が戻ってくるA。
『はい。』
伯父「お前たち家族に強く当たったのも、逆境に立たされてこそ呪術師としての訓練になると思ったんだ。」
スラスラと言い訳をするこの男にAはどこまでも嫌悪感を覚えた。
祖父「まぁ、その辺で良い。Aもよくわかっておるだろう。
Aも一級術師として名を挙げた。これからもより一層、頑張って欲しいのだ。」
落ちるところまで落ちたこの一族は、再び返り咲こうと藁にも縋る思いなのだろう。
それがかつて、穢れていると罵った相手でも二度と戻ってくるなと勘当した相手でも、その手を掴みたいのだろう。
祖父「今度の交流会。お偉い方が多く見られるのだろう?
必ず山本の名を刻んで来い。」
あぁ、やはり五郎を連れてこなくてよかったとAは思った。きっと彼なら、何を都合のいいことを言っているんだと2人を殺すだろう。
『はい。』
だがAはぐっと我慢し、それだけ言って家を出た。もう二度と戻りたくはないと思いながら。
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みゅう(プロフ) - スミマセンすごい細かいんですけど18ページの2の三輪ちゃんの三が美になっていました。 (2021年4月1日 17時) (レス) id: 5656ed0b69 (このIDを非表示/違反報告)
381 - わーい続編だーこれからもがんばってください!応援してます! (2021年1月3日 8時) (レス) id: 664ca7d814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2021年1月3日 2時