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無我夢中で走り、隙を見て校舎裏にある倉庫に逃げ込み物陰に隠れた。



『ここなら見つからないね。』





宿儺「そうだな。ここなら、2人きりだ。おや、あの目障りな山本もいないようだな。実に愉快。」




『宿儺…』




いつのまにやら現れた呪いの王に身構えるAだが、宿儺に両手を掴まれ壁に押し付けられてしまい、ただ身を捩るしかできない。



『離して…(ちゅっ



唐突にキスをされてAは目を見開いた。



宿儺「シー…。見つかるぞ。」



倉庫の外から東堂の声が聞こえてくる。



少しでも動けば、また唇の当たる距離で息を殺して見つめ合う2人。宿儺は余裕そうにニヤニヤと笑った。



東堂の気配が無くなると共に、宿儺は体を離す。




宿儺「はぁ…もう、小僧に変わる時間か…」

 


そう言って心底、面倒臭そうな顔をする。




宿儺「小僧越しに見ていたが、お前は少し他の男に触られすぎだ。あまり俺を困らせるな。」




それだけ言うとすっと顔と体の模様が消えていった。







虎杖「A!!!大丈夫だったか!何もされてないか!」



戻ってきた虎杖が慌ててAの安全を確認する。


『(何かあったかと言われれば、私のファーストキスが奪われたけど…誰も死んでないし、怪我してないから…)……何もなかったよ。』




その言葉を聞き安心するのも束の間。ピキリと虎杖の目の下に宿儺の目と口が現れる。




宿儺「口付けしてやったぞ。」







虎杖「大事件起きてんじゃんかぁぁ!!!」

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みゅう(プロフ) - スミマセンすごい細かいんですけど18ページの2の三輪ちゃんの三が美になっていました。 (2021年4月1日 17時) (レス) id: 5656ed0b69 (このIDを非表示/違反報告)
381 - わーい続編だーこれからもがんばってください!応援してます! (2021年1月3日 8時) (レス) id: 664ca7d814 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2021年1月3日 2時

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