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聞こえてくるのは耳障りな音だが、何を伝えたいのかが不思議とわかる。
伏黒「気持ち悪りぃな…」
花御「私はただこの星を守りたいだけだ。
森も海も空も、もう我慢ならぬと泣いています。これ以上、人間との共存は不可能です。
彼らはただ"時間"を欲している。
"時間"さえあれば星はまた青く輝く。」
仰々しく語り出す呪霊。
加茂が呪いの言葉に耳を貸すなと諌めるも、この場にいる全員が低級呪霊の戯言などではないと理解していた。
たらりと冷や汗が頬を伝う。
花御「人間のいない"時間"。
死して賢者となりなさい。」
またも、木の根のようなものが迫り、4人は建物内に逃げ込む。
先程から呪言を使っていた狗巻はグビッとのど薬を飲み干した。
攻撃を仕掛けようと構える花御を目ざとく察知し、来るぞ!と声をかける加茂。
狗巻「止まれ」
ピタ!
加茂「百斂 穿血!」
槍のように細長く伸びた血が目から生えた木にかすると、ボロっと傷がついた。
『急ごう。すぐ治してくる。』
狗巻の呪言で止め、他のものが攻撃し、距離を取る。
この方法で、帳の外を目指しているが誰に限界が来るかわからぬ状況。いつ均衡が崩れるかわからない。
ドアを開け外に飛び出し、屋根の上に着地した。
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みゅう(プロフ) - スミマセンすごい細かいんですけど18ページの2の三輪ちゃんの三が美になっていました。 (2021年4月1日 17時) (レス) id: 5656ed0b69 (このIDを非表示/違反報告)
381 - わーい続編だーこれからもがんばってください!応援してます! (2021年1月3日 8時) (レス) id: 664ca7d814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2021年1月3日 2時