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加茂は不思議なほどに穏やかな顔をししている。
加茂「殺す理由がない。
久しぶりだね。A。」
唐突に名前を呼ばれAはピクリと肩を揺らした。伏黒は守るようにAを背中に隠し、ギッと睨みつける。
伏黒「あるでしょう理由。上や御三家ならいくらでも。」
加茂「確かに高専に虎杖やAのような半端者がいるのは、同じ呪術師として好ましくはない。」
その言葉を聞き、Aはさらに強く木槌を握る。
『五郎、戻って。』
大人しく下がり消える五郎。守るように立ちはだかる、頼もしい伏黒の背中を少し見つめると、Aは一歩進み出てしっかりと加茂を見返す。
『どうして憲紀くんに半端者と言われるのか。半分人間ではないから?五郎がいないと呪術師としては半人前だから?女だから?落ちぶれた家系の人間だから?
よく…
わからないけど。
今日は五郎には頼らない。
ただ、意思もなくここにいるんじゃない。
1人でこの交流会、生き残って、みんなのために勝つ。』
伏黒の目を見て頷くと2人は勢いよく駆け出した。
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みゅう(プロフ) - スミマセンすごい細かいんですけど18ページの2の三輪ちゃんの三が美になっていました。 (2021年4月1日 17時) (レス) id: 5656ed0b69 (このIDを非表示/違反報告)
381 - わーい続編だーこれからもがんばってください!応援してます! (2021年1月3日 8時) (レス) id: 664ca7d814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2021年1月3日 2時