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ミーティングも終わり、スタート位置に集まる面々。
虎杖がするするとAに近づいて話しかけた。
虎杖「あの…さ。」
『順平のこと?』
虎杖「おう。助けられなくてごめんな。そうゆう心配も含めて五郎を一緒に行かせたんだよな?」
Aはぐっと考え込む、順平の死はもちろん辛いことであった。自分が行けば助けられたのかもしれないと、悔しくも思った。
そして、呪いである五郎が自分の命令以外で人助けをすることがないことも理解していた。
だからこそ、Aは良い意味で割り切って、誰を怒るでもなく淡々と事実を受け入れていた。もう誰も死なせたりしないと、決意して。
『悠仁が謝ることはなにもない。
それよりも悠仁自身は大丈夫?』
ふっと目を伏せる虎杖。
伏黒「大丈夫か?
何かあったろ?」
虎杖とAの雰囲気に何か察したように伏黒が声をかける。
虎杖「……あった…
でも、大丈夫。むしろ、そのおかげで誰にも負けたくねーんだわ。」
Aはその強い目に、悠仁はちゃんと前を向いていると安心した。
伏黒「ならいい。俺も割と負けたくない。」
虎杖「勝つぞ」
そう、もう誰も死なせたくない。
Aはぐっと木槌を握る手に力を込めた。
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みゅう(プロフ) - スミマセンすごい細かいんですけど18ページの2の三輪ちゃんの三が美になっていました。 (2021年4月1日 17時) (レス) id: 5656ed0b69 (このIDを非表示/違反報告)
381 - わーい続編だーこれからもがんばってください!応援してます! (2021年1月3日 8時) (レス) id: 664ca7d814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2021年1月3日 2時