スノさんの楽屋挨拶の話 ページ6
｢お邪魔します…｣
ノックして入るのは、SnowManさんの楽屋。
深｢うわ！！Aくんじゃん！｣
阿｢A？ほんとだ、Aくんだ！｣
佐｢A〜！ひさしぶりじゃん！！｣
｢あ、お久しぶりです、｣
あっという間に囲まれるけど、
1番喋れる人はこの部屋にいないみたい。
岩｢今日はどうしたの？｣
｢…えっと、局内にいらっしゃるって聞いて｣
ちょっとだけご挨拶に…と尻すぼみになる挨拶に、
みなさん僕が重度のコミュ障だということを
思い出した様子。
宮｢緊張してる？笑｣
｢あ、いや、その……すみません、
メンバー以外は…やっぱり難しくて｣
目｢むしろ俺らがいっぺんに話しかけてごめん笑｣
ラ｢康二くん…は、今しょっぴーと
飲み物買いに行ってるから会いたかったら
ちょっと待たないといけないかも｣
深｢ここで待ってる？｣
｢…ご迷惑じゃないでしょうか、｣
佐｢迷惑なんかじゃないよ〜｣
岩｢むしろAがいるだけでみんな喜んでるから笑｣
ご厚意に甘えて、少し待たせてもらうことに。
深｢なんか、背伸びた？
俺が知ってるAくんと一回りも二回りも
違う気がするんだけど｣
佐｢てか俺あれ見た、こないだのドラマ。
Aめちゃめちゃにかっこよかった！｣
｢…えと、｣
阿｢二人はちょっと静かにしよっか？
Aくんが落ち着けないでしょ｣
｢…すみません、｣
阿｢ううん、人と話すの苦手なんだよね、
疲れてない？｣
阿部くんは昔からずっと優しい。
出会って何年も経っているのに、
未だまともに話も出来ない僕を気遣ってくれる。
｢いえ、…｣
阿｢無理して話そうとしなくていいよ。
話せないこと、重く考えすぎないでね｣
宮｢そうそう。早いテンポで話す必要はないし、
むしろ話さなくたって良いんだから｣
｢…ありがとう、ございます｣
と、廊下から騒がしい声が。
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作者名：うつつ | 作成日時：2023年3月7日 18時
