第三十五話 ページ39
グルッペンside
深夜。
総統室にいるのは俺と兄さんのみ。
俺は紅茶、兄さんはコーヒーを
飲みながら話をしている。
グル「……素晴らしいわ。
またたくさん輸入出来そうやなぁ。」
兄「頑張ったんよ。俺。
ボーナス出ないん？」
グル「お前はこれが仕事やろが。」
兄「はぁ…。」
兄さんのおかげで
大量の武器を蓄えられる。
まぁ、たまにはボーナス出すか…。
ロボ『グルッペ〜ン。』
グル「お、なんやロボロ。」
ロボロからの無線が入る。
変なテンションから一転、
声のトーンを落として彼は言った。
ロボ『グルッペンに頼まれてた奴。』
グル「ああ。どうだった。」
ロボ『…何にも無い。
なにも出て来ない。真っ白。』
グル「そうか…。
引き続き何かあれば教えてくれ。」
ロボ『りょーかい。』
俺がロボロに頼んでいたのは
風見Aについてだ。
彼女の履歴というか経歴を
詳しく調べさせたのだが
結果は真っ白だったようだ。
兄「誰の話？」
グル「A。
あいつの過去が何も出て来ないんや。」
すると兄さんが煙草を
取り出して吸い始める。
兄「あー、あの子なー。
俺あの子見たことある気がするわ。」
グル「どこでや。」
兄「昔の貿易相手の横に、
護衛みたいな感じで立ってた様な。」
グル「その相手、覚えてるか？」
兄「覚えてるで。『セイエイ国』。
確かメッチャ治安悪いとこやったな。」
それを聞き、俺はもう一度
ロボロに繋ぐ。
グル「セイエイ国を洗え。」
ロボ『いきなり！？まぁ、やるけど。
人の名前？』
グル「ああ。3年前を重点的にだ。」
ロボ『はいはーい。』
セイエイ国。名前には聞いている。
突然滅んだ国だ。
原因は知らないのだが。
兄「あそこで雇われた人って
散々使われた後捨てられるらしいで。」
グル「そう、なのか。」
兄「うん。
さて、俺は書類整理せな。
コーヒーありがとなー。」
グル「おう。」
すると、部屋の外で物音がした。
ちょうど出て行く兄さんに聞く。
グル「そこに誰かいるか？」
兄「おらんよ。誰も。」
俺の勘違いだった様だ。
疲れてるのかな〜(裏声)
…はぁ。
溜まってる書類どうにかせな。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白風狂 - 奈希さん» ありがたいお言葉をありがとうございます。私自身、隙間時間などで少しずつ更新出来ればと考えております。今は更新を停止しておりますが必ず再開致します。 (2017年8月23日 23時) (
レス) id: f5af2860e4 (このIDを非表示/違反報告)
奈希(プロフ) - はじめまして白風狂さん。素敵な作品を発見して一気に読んでしまいました。今後の展開も気になる所ではありますが、ご自身の現実での生活や体調を優先して下さい。中学三年生でこれだけの文才があるので将来が凄く楽しみです。いつまでものんびりお待ちしています。 (2017年8月23日 9時) (レス) id: 78f7e15280 (このIDを非表示/違反報告)
白風狂 - 通りすがりのサイコ狩りさん» 2個！？……うーん、頑張ってみますね〜。ありがとうございます！ (2017年8月10日 1時) (レス) id: 7c096bed0e (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのサイコ狩り - ちすちっす！毎日更新お疲れ様です。これからも頑張って下さい！毎日2こ投稿待ってます。(ﾆｯｺﾘ (2017年8月9日 23時) (レス) id: 8bfa66f233 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白風狂 | 作成日時：2017年7月25日 21時
