第十六話 ページ19
オスマンside
今日も我々国は平和だ。
たまに狂犬達の断末魔が聞こえるが。
戦争が終わって数日。
報告書に追われる者、
長期休みだからと出かけた者、
武器庫から出てこない者…。
それぞれが思い思いの休日を過ごす中、
俺の前には必死に勉強する
風見ちゃんがいる。
断じて容量が悪い訳ではない。
むしろ秀才の部類に入る。
物覚え良すぎ。
幹部の中で一番下だからと、
勉強を頼んで来たのはつい数時間前。
それからずっと勉強をしている。
熱心なのは良いんやけど…。
せっかくのお休みなのに
何処か行かんくてええんかな。
オス「はい、ストップ。」
風「え。」
オス「今日は終わり。
もうゆっくり過ごしたらどうや。」
風「やる事ないし…。」
オス「何もしなくてもええんや。
とにかく、勉強は終わり。」
勉強の道具を一応没収し、
資料室から追い出した。
かと言って、やる事もないなぁ。
シャオ「何してん。オスマン。」
オス「シャオロンか。
ただ暇してただけやで。」
ふーん、と言って俺の向かいに座る。
…こいつ何しに来てん。
シャオ「戦争の前らへんに
大先生と喋ってへんかった？」
オス「おん。お喋りしたで。」
シャオ「珍しいな思ってん。
何話してたん？」
オス「風見ちゃん可愛いって話や。」
そう言うと、えっ！と言って
身を乗り出してくる。
シャオ氏。興味津々である。
シャオ「大先生なんて言ってたん⁈」
オス「絶対アレやで。
もう動揺しまくってた。」
シャオ「マジで？おもろいわぁ。
で、オスマンはどうなん？」
オス「可愛いって言ったのも、
どストライクって言ったのも嘘やない。
進展ないなら、いこーかなって。」
お〜。とシャオロンが感嘆の声を上げる。
…多分さっきの話ネタにいじるんやろな。
オス「シャオロンはどう思うん。」
シャオ「俺？
う〜ん、可愛いとは思うで。
せやけどタイプでは無いなぁ。」
…俺らなんの話ししてんのやろ。
男2人で恋バナとか。
なんにせよ、
これからの大先生が楽しみや。
俺は、一口紅茶を飲む。
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白風狂 - 奈希さん» ありがたいお言葉をありがとうございます。私自身、隙間時間などで少しずつ更新出来ればと考えております。今は更新を停止しておりますが必ず再開致します。 (2017年8月23日 23時) (
レス) id: f5af2860e4 (このIDを非表示/違反報告)
奈希(プロフ) - はじめまして白風狂さん。素敵な作品を発見して一気に読んでしまいました。今後の展開も気になる所ではありますが、ご自身の現実での生活や体調を優先して下さい。中学三年生でこれだけの文才があるので将来が凄く楽しみです。いつまでものんびりお待ちしています。 (2017年8月23日 9時) (レス) id: 78f7e15280 (このIDを非表示/違反報告)
白風狂 - 通りすがりのサイコ狩りさん» 2個！？……うーん、頑張ってみますね〜。ありがとうございます！ (2017年8月10日 1時) (レス) id: 7c096bed0e (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのサイコ狩り - ちすちっす！毎日更新お疲れ様です。これからも頑張って下さい！毎日2こ投稿待ってます。(ﾆｯｺﾘ (2017年8月9日 23時) (レス) id: 8bfa66f233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白風狂 | 作成日時：2017年7月25日 21時
