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何を話してはるんか、
章大さんと二宮さんは、
お互いの肩を押し合って、
長い階段を降りてはる。
まるで子供みたいにはしゃいではって・・:
いつも落ち着かれてる、
章大さんのそんなお姿、
初めてで。
けれど、お可愛いらしいて。
「お二人とも、ふざけてはったら危ないです」
振り返って、注意して差し上げたら、
お二人とも神妙な顔つきにならはった。
「すいません。
安田があんまりにもにやついてるもんで。
ついからかいたくなっちまって」
二宮さんの使うお言葉には、
時々、面食らう。
東京の下町育ちの方は皆、
このような話し方をされるんやろうか。
章大さんがにやついてはる、なんて・・・
そないなこと、あらへんのに。
「二宮、余計なこと言うなやっ」
「お前、Aさんのドレス姿に、
鼻の下、伸ばしっぱなし。
どんなこと思いめぐらせてんだか」
私のドレス姿に？
ほんまやろうか。
「そんなんちゃうって」
すぐに否定されてしもて。
ちょっと寂しいなる。
「二宮、お前、ふざけんなよ。
後で覚えとけや」
章大さんの使うお言葉も、
いつもとは違ってる。
くだけた、
少し乱暴とも取れる物言いに、
どうしてこないに、胸が高鳴るんやろうか。
私にもあんな風に、
気安う、お話しして下さったらええのに、と。
一人、そんなことを考えておったら・・・
「Aお嬢様、
あいつの言うことは気にせんといて下さい」
章大さんが、階段を駆け下りて来られた。
私の前髪に触れて・・・
「少し乱れております。
先ほど、僕がきつう抱いてしもたせいで・・・」
指で、直して下さる。
恥ずかしさに、俯いた時。
「似合うてはります。
ドレスも、髪飾りも。
困ってまうぐらいに・・・」
少し悔しそうに、
苦笑いされて、
そうおっしゃる。
「困ってしまう？」
聞き返した時に、
二宮さんが口笛を吹かれて。
それと重なって、階段の下から、
「A！はよう降りて来なさい」
お父様が、私を呼ぶのが、聞こえてきた。
階下の大広間は、
沢山の着飾った方で、
埋め尽くされておった。
大変人気の演奏家の島村先生がか弾かれるピアノのすぐおそば。
豪華な革張りの腰掛けにつかれたお父様が、
私と翔様を手招きされた。
章大さんと二宮さんは、
部屋の隅の、一番下座につかれるらしい。
離れるなんて。
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亜季(プロフ) - 章大さんが助けに来てくれた！もう死んでもいいと思ってしまいましたー。 (2019年6月11日 22時) (
レス) id: 48f0771830 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あぁぁのめり込みすぎて…。章大さん来てくれて嬉しいけど苦しい(；；)きっと大丈夫ですよね…？？みんな幸せになって欲しい…！！ (2019年6月11日 20時) (レス) id: 3006a8e7b0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりちぱ(プロフ) - ドドドどーなるんでしょう（ ; ; ）あぁ、二人には幸せになってほしいですー（ ; ; ） (2019年6月11日 20時) (レス) id: 6a5ff5c9be (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 誤解が解けて良かったです！！でも章大さんどこに行ってしまったんでしょう…早く主人公を迎えに来て欲しいです。。 (2019年6月10日 23時) (レス) id: a229f99d7b (このIDを非表示/違反報告)
亜季(プロフ) - そろそろ迎えに来てくれないと死んじゃいます、章大さん！ちゃんと話しに来てくれる所が、やっぱり根っから真面目な人ですね。 (2019年6月10日 22時) (レス) id: 48f0771830 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2019年5月28日 10時
