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ほんまに、こんな俺で、ええんか。
やがて、
腕の中で、
小さな寝息が聞こえてきた。
可愛らしい寝顔を、
じっと見つめてるだけで、
胸が満たされる。
ずっとずっとそばで、守りたい。
もう、自分の想いに嘘はつかれへん・・・
こんな朝やというのに、
いつも通り、小鳥のさえずりで目が覚めた。
「章大さん、おはようございます」
Aお嬢様が、恥ずかしそうに、
俺の胸にお顔をうずめはる。
「おはよう」
ここが、大学の医務室やということを、
忘れてしまいそうや。
愛おしさが溢れて、
その身体を抱き寄せて。
前髪に口づけたら、
肩をすくめはって。
その所作だけで、
この上ない幸せを感じる。
「ごほっ、ごほんっ」
すぐ後ろのカーテンで、
わざとらしい咳払いがして。
寝台から降りて見たら、
握り飯を持った二宮が、
にやにやして、立っておった。
「朝からお熱いねぇ」
「二宮、無事やったんか！」
「ちょうど講義中でここにいたからな。
ほい、朝飯」
Aお嬢様はもう、
真っ赤っかで・・・
敷布を鼻まで上げて、お顔を隠してしもて。
「・・・ありがとう存じます」
蚊の鳴くような声で、お礼を言うてはる。
Aお嬢様の、こないな無防備な姿を、
これ以上、二宮の目に触れさせとうなくて。
慌てて、
二宮の腕を引いて、
医務室の外の廊下に出た。
「翔さんに聞いたんだけど。
Aちゃん、足に怪我してんだって？
歩いて帰れないでしょ。
自転車、貸してやるよ」
「すまん、二宮。
何と礼を言うたらええか」
「いいよ。
お前、俺が貸した金、
倍にして送り返してきただろ？
法外な利子のお返しだ」
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亜季(プロフ) - 章大さんが助けに来てくれた！もう死んでもいいと思ってしまいましたー。 (2019年6月11日 22時) (
レス) id: 48f0771830 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あぁぁのめり込みすぎて…。章大さん来てくれて嬉しいけど苦しい(；；)きっと大丈夫ですよね…？？みんな幸せになって欲しい…！！ (2019年6月11日 20時) (レス) id: 3006a8e7b0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりちぱ(プロフ) - ドドドどーなるんでしょう（ ; ; ）あぁ、二人には幸せになってほしいですー（ ; ; ） (2019年6月11日 20時) (レス) id: 6a5ff5c9be (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 誤解が解けて良かったです！！でも章大さんどこに行ってしまったんでしょう…早く主人公を迎えに来て欲しいです。。 (2019年6月10日 23時) (レス) id: a229f99d7b (このIDを非表示/違反報告)
亜季(プロフ) - そろそろ迎えに来てくれないと死んじゃいます、章大さん！ちゃんと話しに来てくれる所が、やっぱり根っから真面目な人ですね。 (2019年6月10日 22時) (レス) id: 48f0771830 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2019年5月28日 10時
