りんごと雨模様#2 ページ17
「こんな噂じゃよ…」
おばあちゃんの家に向かいながらコイの噂をきく
内容的には夏になるとコイが人になって遊んでたりするかんじらしい…
「そんな噂があるんだなー…まぁ言われても信じられないけどなw」
「信じるか信じないかは自由じゃが夢を持つのはいいことじゃよ…」
夢を持つ…ね…
「そういえば今日は近くの神社でお祭りがあるからいってきたらどうかのぉ?」
「お祭りか〜…最近行ってないな」
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「うっわ…すごい混んでる…」
母さんが調子に乗って着物を着せてきたから動きづらい…
「しかし浴衣でひとりも寂しいもんだな〜」
昔はAちゃんとよく来たっけな…
どすっ
「うわっ!?す、すいませ…」
「ご、ごめんなさ…!?」
え?
「A…ちゃん?」
「え、あっ!うん!ひ、久しぶりだね!」
まさかこんな形で再開するとは思ってもみなかった…
なんか…可愛くなってる…
「いやー…まさかキミと会うなんてw…せっかくだから昔みたいに一緒に回ろうよ!」
「友達とかと来てたんじゃないのか?」
「ううん…ひとりだよ」
「そっかー…」
「もしかしてキミは彼女と来てたり…?」
「ははっww俺に彼女がいるとでも思うか?w」
「わっ、わからないじゃん!」
「いないいないwww」
「じゃあ!一緒にまわろうよ!」
「おうっ!」
こうして一緒に回ることになった俺たち…
男女同士だとやっぱり…
カップルに見られたりするのかな…
「ねぇねぇ!あれ食べたい!」
そう言ってりんご飴の屋台を指している
「じゃあ買うか!」
そう言って屋台の方へ行く
「やっぱり人気あるんだな…」
「ね〜」
順番を待つ間にたわいもない話をする…
「へい!いらっしゃ!」
「りんご飴一つください!」
「はいよ!…カップルかい?いいねぇ」
「べべべべつに!カップルって訳じゃないですよ!」
動揺しながら言う彼女の姿を眺める
「そうなんかい?頑張れよ嬢ちゃん(ボソッ」
「へ…?あ、ありがとうございます?」
「どうかしたのか?」
「いや!大丈夫!」
そう言ってりんご飴を一口かじった…
「ん〜!おいひ〜…あっ!君もたべる?」
「お、おう!」
一口貰う…
か…関節キスだ…
「〜♪」
彼女は気付いてないのか黙々と食べている
「そろそろ花火の時間だから移動するか?」
「うん!」
ポツポツ
「あっ…雨」
「!?」
彼女は何かあったのか急に走り出した
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恋花-renka-(プロフ) - 7さん» すいません。ありがとうございます直しておきます!、 (2017年10月15日 16時) (レス) id: a7985c3076 (このIDを非表示/違反報告)
紅緋(プロフ) - 7さん» 誤字訂正についてのお知らせ、ありがとうございます。作者に言っておきますね。 (2017年10月13日 23時) (レス) id: f5f16bb771 (このIDを非表示/違反報告)
7 - ファンファーレに乗せて。の「まじか」は「まぢか」ではないでしょうか?漢字に変換しますと「間近」となりますので……。 (2017年10月13日 23時) (レス) id: edc28a4a4f (このIDを非表示/違反報告)
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