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「…………そっかぁ、ふふっ……へぇ、そっかそっか」
目一杯、言葉に力を入れて言ったつもりだったけれど、生憎僕はそらるさんみたいに目で人を殺せそうな目付きが出来ない。くそう。
そのせいで、逆になめられてしまったかもしれない。
………だってまた、目の前のここいつは笑い出したから。
「何が、おかしいの」
「いや？でもさぁ。そうやってグズグズしてるのもいいけど私、昨日の女の子のスマホ、持ってるの」
「……あ、それ…………！」
ポケットから取り出されたのは黒と白の何かかっこいいスマホ。
見覚えのあるそれは、紛れもないAちゃんの物で。
「返してよ」
「じゃあ歌詞くんも返してよ、luzくんの写真…………このスマホだって、写真だって、どっちを私が持っていても歌詞くんに被害は無いんだよ？ならどうでもいいでしょ？」
「…………っよく、ない」
僕がそう、睨んで言う。
そういう考え方は、あまり好きじゃない。
彼女は不意に、ひらひらさせていたスマホをポケットに入れてこっちへ歩いてくる。
「……はぁ。歌詞くんに話したのが悪かったかなあ。そろそろ仕事に戻らないと怒られちゃうから戻るね？」
待って、という間もなく横を通りすぎていく。
丁度すれ違い様に、彼女は僕の耳に口を近づけて、一言。
「そういえばさぁ…………………luzくんの部屋とまふまふくんの部屋、私が引っ越してから入れ換えたんだね」
たったその一言だけ。
彼女が何を言いたいかが分かってしまって。
急いで会計を済ませると、家に向かって走って行った。
僕がやるべきことは、分かっていた。
*
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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宇狛ろふ - 時雨さん» コメントとご指摘ありがとうございます！！確かにアイスは冷凍庫やw発狂ですか？発狂仲間ですね(？)言い方は全然大丈夫です。寧ろご指摘感謝ああああああぁあ！！ (2018年5月7日 22時) (
レス) id: 3b2ee4d8be (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - これ冷蔵庫じゃなくて冷凍じゃないんですか？まぁ、いつも更新される度発狂しているくらい好きなんですけど...言い方がきつくなってしまってすみません。頑張ってください！ (2018年5月5日 23時) (レス) id: 8391115ca5 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(ΦωΦ)(プロフ) - 宇狛ろふさん» えへへ←← これからも頑張ってください！！ (2018年5月2日 5時) (レス) id: 10e078c097 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 宇狛ろふさん» はーいっ！ (2018年5月1日 18時) (レス) id: 951f5e568d (このIDを非表示/違反報告)
宇狛ろふ - 小雨(ΦωΦ)さん» はい、ありがとうございます！！なんか私の他作品でもコメントして下さってたみたいで本当に嬉しいです！ (2018年5月1日 18時) (レス) id: 3b2ee4d8be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宇狛ろふ | 作成日時：2018年4月14日 17時
