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俺が落ちた場所は緑に生い茂っていて、何処にでもありそうな平凡な島だ。しかし、この木々に囲まれた森を抜けてみると意外にも規模が些か大きな街があった。
しかし、辺りから聞こえてくるのは幾多の銃声や叫び声。
「……」
……この街は、現在進行で海賊に襲撃されているらしい。
これはタイミングが悪すぎたのか、
「……仕方がない。 助けるか」
流石に、一般人が殺されかけているのを看過出来る俺では無い。
目立つ行為が俺とって一番懸念すべき事だが……シャボンディ諸島では明らかに目立ち過ぎたので、もう何か吹っ切れた様な感じもする。
「キャーッ！」
「……！」
すると、甲高い悲鳴を聞きつけた俺は、海賊に銃を向けられている女性を見つけた。
俺は咄嗟に走り出し、その海賊と距離を詰める。
「女性に銃を向けるなんて……最低だ」
「くぼァっ！！」
吐き捨てる様に言えば、此方に振り向いた海賊の腹に拳を入れて、そのまま海のある方向へと吹っ飛ばした。
「……大丈夫か？」
「は……はい！……あ、あの……ありがとうございます……！！」
やはりこの姿であると、俺も怪しく思えてしまうのだろうな。
その女性が少し怯えながらも礼を言ってくれた時、そんな事を考える。
「……安心しろ。 俺は只の旅人だ」
一先ずその女性を安全な場所に移動させ、俺は残りの海賊も排除しに行った。
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「お前が最後だな」
誰も彼も骨がなく、あっさりと片付いてしまった。
最後に船長らしい男にナイフを向ければ、其奴は情けなく縮み上がる。
「ひ、ひぃっ！！ お、おれを誰だと思ってやがる！
懸賞金1100万ベリーのブルグス様だぞ！！」
突然自己紹介されても意味はないのだが。
……しかし、1100万ベリーの賞金首か。思いの外高いな。
「尚更、お前をこの街の復興の為に倒す必要があるな」
「やめろォ！！ うぎゃあああああ！！」
わざと急所を外して斬りつけると、其奴は大袈裟に叫んではそのまま地面に倒れ伏した。
……念の為に確認してもしっかり気絶しているようだ。
「……懸賞金に値しない弱さだったな」
ナイフに付いた血を拭っては、俺は其奴を見下ろしていた。
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Noah†(プロフ) - 更新待ってました(*´∀｀)ワクワクしっぱなしです…これからも頑張ってください(*´-`) (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 16f26e4166 (このIDを非表示/違反報告)
しーた(プロフ) - 凄く面白かったです…！！更新ずっとお待ちしております… (2017年12月25日 11時) (レス) id: e6fa4e5308 (このIDを非表示/違反報告)
みかづき(プロフ) - め、めちゃくちゃいい所なのに！…すっごく面白いです！続き気になります！更新頑張ってください。 (2017年8月24日 11時) (レス) id: 40dece2299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2017年2月21日 2時
