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天竜人はそのまま後方へと吹っ飛び、盛大な音を上げて倒れ伏した。
暫く俺もその光景に呆然としていたが……
「……やれやれだ」
こうなってしまったら仕方がない。
観客は一斉に出口へと逃げ出し、待機していた衛兵が一斉に襲い掛かってくる。
現状正に阿鼻叫喚と言うべきなのだが……今が潮時だ。
「……オイ、A どこへ行く」
「あの人魚を助けに」
ローに問われ、答えを返して進み出す。
麦わらの一味は衛兵を倒すのに忙しく、手も回らない様子だったので俺が動こうと思った次第だ。
歩みを進めているうちにも麦わらの一味は段々と会場に集っていき、着々と衛兵を倒していく。
「誰？あなた……」
そして、スッパリと上を切られた水槽の中にいる娘の所に着いた。
「安心しろ。俺は麦わらの一味の味方だ」
娘にそう声を掛け、娘の首に付いている首輪を外す為に手を掛けようとした瞬間___
「どくアマス！ フードを被っているお前！！」
振り向くと、天竜人が此方に銃を向けて立っていた。
天竜人は間も無く引き金を引いて、銃弾を撃ってくる……が
「……生憎、俺には銃は効かない」
飛んでくる銃弾を掴んでその場に投げ捨てた。
……さて、如何しようか。どんな者であろうと女性は傷付けられない。
「なッ！！？どうなってるアマス！？
銃は撃ったはず____」
「……！」
考えを巡らしていた矢先、天竜人の言葉が切れたかと思うと……突然派手な音を立てて、そのまま地面に倒れた。
……如何やら気絶しているらしい
「……覇気？」
ビリリと痺れる様な痛み……間違い無くこれは覇気だ。しかもかなり強力な覇王色の覇気……一体誰が___
「ホラ見ろ巨人君。会場はえらい騒ぎだ」
舞台の裏から出て来たのは一人の老人と巨人。
……老人の方は見覚えがある
「シルバーズ・レイリー……」
会場が静かになった中、元海賊王の船の副船長は、陽気に怪我をした魚人に話し掛けていた。
「何故此処に……いや、今は首輪を外そう。
すまないが、少し我慢してくれ」
「え……？」
俺は娘の首輪に手を掛け、思いっきり力を込める。
「兄さん！ その首輪は爆発すんだよ！！」
俺の行動に気付いたサンジは、焦った様子で遠くから叫んだ。
「……ああ、承知しているさ」
___バキィッ！！
「え？」
音を立てて割れた首輪を爆発する前に適当に放り投げる。
やがてその首輪は機械音を鳴らし、そのまま……派手な爆発音を上げては散った。
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Noah†(プロフ) - 更新待ってました(*´∀｀)ワクワクしっぱなしです…これからも頑張ってください(*´-`) (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 16f26e4166 (このIDを非表示/違反報告)
しーた(プロフ) - 凄く面白かったです…！！更新ずっとお待ちしております… (2017年12月25日 11時) (レス) id: e6fa4e5308 (このIDを非表示/違反報告)
みかづき(プロフ) - め、めちゃくちゃいい所なのに！…すっごく面白いです！続き気になります！更新頑張ってください。 (2017年8月24日 11時) (レス) id: 40dece2299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2017年2月21日 2時
