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ルフィはやはり今迄戦って来た疲れやダメージでダウンしており、父上達も押され気味であまり良くない状況だ。
「これ以上体をダマしたら……ヴァナタ後で本当に命を落とすわよ！！！」
取り敢えずイワンコフの所へと預け、その周りを守ってはいるが……その際、ルフィはイワンコフの服を掴み、息も絶え絶えに言っていた。
「今……戦う力をおれにくれ！！」
此処まで普通に聞こえる声で叫んだルフィにイワンコフは怒鳴りながらも吹っ切れた様で、突然己の指をルフィの腹に刺した。
……すると、それが其奴の能力なのか、ルフィはゆっくりと立ち上がり___
「ウォォオォオォオォオォ！！！」
「ルフィ……」
力のある限り叫び、先程のダメージが無かったかの様に走り出した。
「……おい、ルフィに何をした？」
かなりの速さで突っ走って行ったルフィについて行きながらも、その隣にいるイワンコフに問い掛ける。
「体をダマす テンション・ホルモンを打ち込んでやったのよ！！
次倒れたら麦わらボーイはもう二度とこの世に戻ってこれないかもしれないわ！！！」
それはまずいな……
「……ルフィは俺の弟の大切な仲間なんだ。此処で死んではいけない存在……！」
「そう言う事だっタッキャブルね！！」
「少しルフィを頼む……」と言い、先程聞こえた知っている名が叫ばれた所へと方向転換して走る。
俺が走って行く先には、海軍大将に押され、重症の白ひげ海賊団隊長のマルコとジョズと……そして、海兵達から一斉砲撃される瞬間の父上。
この戦場には、俺の大切な者が沢山居過ぎる。
「父上ッ！」
「来るな！！！」
多量の攻撃を一気に受け、もうかなりの重傷だというのに……
「おれァ[白ひげ]だァァ！！！」
父上はその海兵達を薙ぎ払い、そのまま真っ直ぐに前を向いた。
……援護する程でもないのか。
「……頼むから無理はしないでくれ」
俺がそう呟いたその瞬間___
「未来が見たけりゃ今すぐに見せてやるぞ、白ひげ！！」
同時に、処刑台の方向から聞こえた不穏な声。
やれ、という声に死刑執行人が剣を振り上げる。
___エースが、処刑されてしまう！！
「ッこの距離で届くか……！？」
ナイフを取り出し、勢いをつけて投げようとした瞬間……
「やめろォ〜〜〜〜〜〜！！！！」
「！！」
戦場全体に響き渡る叫び声と共に、覇王色の覇気が放たれ、執行人はそのまま気絶で地面に倒れ伏した。
……今のは……ルフィだ。
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Noah†(プロフ) - 更新待ってました(*´∀｀)ワクワクしっぱなしです…これからも頑張ってください(*´-`) (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 16f26e4166 (このIDを非表示/違反報告)
しーた(プロフ) - 凄く面白かったです…！！更新ずっとお待ちしております… (2017年12月25日 11時) (レス) id: e6fa4e5308 (このIDを非表示/違反報告)
みかづき(プロフ) - め、めちゃくちゃいい所なのに！…すっごく面白いです！続き気になります！更新頑張ってください。 (2017年8月24日 11時) (レス) id: 40dece2299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2017年2月21日 2時
