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そんな出来事があった間も無く後。
突然、木陰から映像電伝虫が現れては映し出されたモニターにある人物が見えた。
『あー……全魚人島民。 聞こえるか？ 』
其奴は帽子を被った魚人であり、先程から度々会話に上がっていたホーディ・ジョーンズという男だった。
態々魚人島全域に映像を流す意味。
それは、何か良からぬ事を知らしめようという意思だろう。
案の定、その男の発表した声明は___王を殺し、裏切り者と其奴の称する民を殺し、この王国を乗っ取るという事。
そして、ゾロ、ウソップ、ブルックの三人も、謀りによって現在危機に陥っているという事だった。
その事実に、すぐ様竜宮城へと向かおうとするルフィと「作戦がある」と言ってそれを引き留めようとするジンベエ。
その二つの相反した意志が軋轢を生じさせ、今にも戦闘態勢に入ろうとする二人の姿が目に入った。
「……おい。喧嘩をしている場合か」
俺が声を掛けようとも、ルフィとジンベエは全く外部の言葉を耳に入れようとしない。
……そうだ。何方も意志を曲げようとしない頑固なタイプだった。
改めて気付かされ、大きな溜息を吐く。
そうして二人の拳がぶつかりそうな瞬間、俺は間に割り行り___
「お・ち・つ・け」
「「！！！」」
二人の頭をひっ掴み、地面に叩きつけた。
手加減はしたつもりでもそれなりに鈍い音が辺りに響く。
「あら、手助けは無用だったかしら」
「ああ、このくらいで十分だ」
大人しくなった二人の頭を離せば、ゆっくりと立ち上がる。そうして、森の中から姿を現したロビンに返事をした。
先程からいる事は判ってはいたが……それにしても自然に出て来たものだな。
それは兎も角、ロビンの出現を順次に、痛みを口々に溢して起き上がる彼らは___頭も冷えている様だった。
「ジンベエ、作戦を。手短に頼むぞ」
「あ、ああ……」
急ぎ口調で言い渡せば、頭を抑えたジンベエが何とか頷く。
かくして俺達はジンベエの作戦を聞き入れ、軽い準備の後に広場へと向かう事となった。
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レフト(プロフ) - マルさん» コメントして頂きありがとうございます。精進して参りますので、今後ともよろしくお願いします。 (2019年7月23日 22時) (
レス) id: 5a76fd57a1 (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2019年7月22日 20時) (レス) id: 11bc736d7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2018年1月8日 14時
