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「そ、そうかのぅ……！
Aが言うなら大丈夫じゃな……」
……俺は一体、ボア・ハンコックにとってのどの立場にいるんだ。
そんな疑問を持ちつつも、嬉しそうな表情をしている彼女に俺は何も言えない。
「……まあ、良い。
取り敢えずだが、あの時俺を誘って貰い感謝するぞ。 ボア・ハンコック」
「お前はルフィをよく手助けしてくれていたからの……その礼じゃ。
……というより、ハンコックで良いと言うたではないか！」
今度は別の要件を言い出したボ……ハンコックに俺は遂に呆れ出す。
___そこの黒マント！ おぬしも妾と共に来い！！
頂上戦争が終わり、ローの元へ行こうとするとハンコックが俺にそう言った。
目的は同じ様なので了承して乗り込むと、海兵達も皆暫くして彼女が石にした為、残った俺とハンコックの二人で暇潰しにと会話をしていた。
……そして今がこの状態だ。
正直、何故ここまで仲良くなれたのか俺にも解らない。
「お前なら妾の国に招待してやろう！」
……解らない。
もしかしてだが、俺を女性だと勘違いしているのか……いや、そんな訳は無い筈だが。
表情を変えずにじっと考える俺の名前をハンコックが呼ぶ……兎にも角にも
「……遠慮しておく。女人国に男が入るものではないだろう」
それに、向こうにいるローの此方を見る目が何故だか厳しくなってきた。最早二進も三進も解らない。
そんな事情を御構い無しにハンコックは俺の手を取る。
「Aは男でも違うのじゃ！
妾の話を聞いてくれる親友というもの……じゃ！」
本当にこの短時間で如何してこうなったんだ。
別に、本人が良いのであれば俺は構わないが……
「だが……やはり遠慮する。
俺にはやりたい事があるんだ。話ならいつでも聞いてやるから諦めてくれ」
そう言って頭を軽く撫でると、ハンコックはしゅんとしたが、素直に引き下がってくれた。
______
____
__
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___ドゴォン……！！
俺とロー達が駐在している女ヶ島の岸からでも、破壊音と叫喚が聞こえてくる。
「うわああああああ！！
エース〜〜！！ どこだァ〜〜〜！！」
女ヶ島の森の中で騒ぎを起こしている張本人は至る所に包帯を巻かれた重症な状態にしてなお、正気を失って叫び続けるルフィ。
……ローの言うところによると、このまま傷が開けば死に至るというとのこと。
こうなると些か予想はついてはいたが、実際に見ると何と心苦しいものなのだろうと俺は思う。
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レフト(プロフ) - マルさん» コメントして頂きありがとうございます。精進して参りますので、今後ともよろしくお願いします。 (2019年7月23日 22時) (
レス) id: 5a76fd57a1 (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2019年7月22日 20時) (レス) id: 11bc736d7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2018年1月8日 14時
