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「___ふむ……成る程な。
ルフィがそれで良いと言ったのならば止めはしない。
それに実際の所、俺もその意見には賛成だ。喜んで協力させて貰う」
大体の話を聞き、俺はそう答える。
聞いた話を纏めるならば___再会を延期し、これから二年の時を使って麦わらの一味に新世界に通用する力をつけて貰う。
その為には、それを仲間達に伝える手段が必要だ。
そこで、マリンフォードへ再び出向き、ある三つの儀を成す事によって仲間にメッセージを伝えられる状況にする。
[水葬の礼] [オックス・ベルの16点鐘] [黙祷]
……ふふ、確かにルフィらしくない行動だ。
こんな正気の沙汰でも無い事をすれば確かに一大のニュースとして新聞にも載り、情報は行き渡るであろうし、サンジ達ならばルフィの行動の正体にも容易く気付けるという魂胆だ。
やはり海賊王の右腕というべきか……思考の仕方が兎に角凄まじいの一言に尽きる。
思わず感心していたその時、彼は俺の返答に優しく笑うと言った。
「助かるよ。キミは相当な実力を持っているようだからね。心強い限りだ」
……強さ。その言葉に少し胸がチクリとする。
視線を下に向け、そして其方を向いた時、俺はきっと苦く笑っていただろう。
「……褒めてもらい恐縮だが、今の俺には力があるとは思えない。
救いたい人を救えなかったからな」
俺がそう告げるも、シルバーズ・レイリーは笑みを崩さない……話を続けろという事か
「……救いたかったのはエースの命。
失ったのはエースと父上、それにエースの為に戦った者達の命。
……戦争とは、多くの犠牲を引き換えに、自分達の目的を達成する機会を得れるもの。
守れる力が無かった俺は、その機会を逃した」
「弟だってそうだ。俺が気付きさえすれば悲劇なぞ起こることはなかった。
……今の俺には守る力が無い。何よりも必要なのは守る力なんだ。それが無ければ俺は弱いままだ」
そう言い切った所で、何か納得した様子のシルバーズ・レイリーは興味深そうに「それではどうする？」と、問う。
「これから始まる二年間。
誰にも負けない力を、守る力をつけてやる」
胸に手を当て、彼を見据えて誓った。
(「ははっ、そりゃあいいじゃないか。
前々から聞いてはいるが、キミから名前を教えてはくれないか？」)
(「Aだ」)
(「Aくんだな。既に知っているだろうけど私はシルバーズ・レイリー。
別にフルネームで呼ばなくてもいいよ」)
(「ではレイリーと呼ぼう」)
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レフト(プロフ) - マルさん» コメントして頂きありがとうございます。精進して参りますので、今後ともよろしくお願いします。 (2019年7月23日 22時) (
レス) id: 5a76fd57a1 (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2019年7月22日 20時) (レス) id: 11bc736d7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2018年1月8日 14時
