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ふと、思い出した事。礼をこんな時に使うのは気がひけるが、義理人情の固い彼は普通に提案を出せば一蹴する事だろう。
「……」
「……？」
それを聞いた彼は少し悩む。見たところ、何かしらの願いはあるらしい。
沈黙が続く中……ふと、顔を上げたローは、待ってろと言って何故か船に戻っていく。
「持っとけ」
そして、何かを手にして帰ってきたかと思うと、そう言ってそれを俺に押しつける様にして渡してきた。
「用が終わったらシャボンディ諸島まで来い。 その時はそれで伝えろ」
「……？ 了解した」
渡されたのは電伝虫。
黒斑の帽子とハートの海賊団のマークが刻まれた、いかにもローを思わせるデザインだった。
如何いう事かと訊くも、ローは満足の笑みを浮かべるなり楽しみにしていろ、と返すばかりで俺の中では疑問が残るだけだった。
……まあ、何故かその約束だけでも彼の機嫌は直ったので良しとして……いいのか？
_____
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「話は済んだのかい？」
「嗚呼、待たせてしまってすまないな」
結局、ローの意図への理解が及ばないまま、ロー達は帰って行った。
無我夢中で大量の食料を頬張っているルフィと、幸せそうな笑顔で一心にルフィを見つめ続けるハンコック。
やるべき事が終わったという事で此方にやって来た俺は、その二人を横目にシルバーズ・レイリーと話を始めた。
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レフト(プロフ) - マルさん» コメントして頂きありがとうございます。精進して参りますので、今後ともよろしくお願いします。 (2019年7月23日 22時) (
レス) id: 5a76fd57a1 (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2019年7月22日 20時) (レス) id: 11bc736d7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2018年1月8日 14時
