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___結果的に、エースは白ひげ海賊団へ加入。
船員達にも心を開き、これまで閉ざしていた彼本来の性格が現れる様にもなった。
「あっオイ！ おれの肉取りやがったな！！」
「別にお前ェのじゃねェだろ！」
「ぎゃははははは！！ 喧嘩だァーッ！」
船内での楽しそうな船員達の声が、甲板で一人静かに、夜の潮風で涼んでいる俺の耳にも聞こえてくる。
「……フフ、明日の朝はきっと地獄絵図だな」
稀に見る盛り上がり様に、明日の船員達の姿を想像して思わず一笑し、呟いた。
そうして、手元にある酒を少し煽って飲もうとすると……
「見つけたぜ、A。 何でこんな所にいんだよ」
「！」
背後から聞こえた声に驚き、その手を止めて振り向くと、先程まで船内で騒いでいたエースが其処に立っていた。
俺が一人でこの様な場所に居たからか、若干呆れた様な表情をして此方に問うエース。
「……少し、夜風に当たりたくてな。
お前こそ何故俺を探しに？」
そんな彼に質問を返す。
すると、何故かエースは少し言葉を詰まらせながらも、目を逸らしては言った。
「別に……お前があそこにいなかったから気になっただけだ」
「そうか……まあ、こんな所に来ても仕方がない。 戻ったらどうだ？」
「……いや」
俺はエースにそう提案するも、彼は突然俺の隣に来るなり、デッキの手すりに凭れては座り込む。
何の考えがあっての行動か俺には理解出来ず、此処だけ音の無い様な二人の沈黙が暫時流れた。
「……なぁ、A」
「如何した？」
改まる様に俺の名前を呼んだエースを、若干不思議に思いながらも其方に顔を向ける。
すると、あの出会った時の様に顔を俯かせるエースの姿が視界に入り、疑問に感じた俺は首を傾げた。
「……おれはお前に隠し事なんてしたくねェ。
後から知られて嫌われるのはイヤだ。
……だから、言っておく」
覚悟は出来ている、と語るエースの目は少し怯えている様にも見えた。
一体何を打ち明けようとしているのか。
彼のその面持に並ならぬ不安を感じたが……次の瞬間、それも払拭された。
「……おれは……海賊王ゴールド・ロジャーの息子だ……！」
……ああ。
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レフト(プロフ) - マルさん» コメントして頂きありがとうございます。精進して参りますので、今後ともよろしくお願いします。 (2019年7月23日 22時) (
レス) id: 5a76fd57a1 (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2019年7月22日 20時) (レス) id: 11bc736d7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2018年1月8日 14時
