【story 242】 ページ20
Aside
フロイドは黙々と準備を進める中、…Aはウトウトと眠たそうに体操座りのまま、目を閉じた。
鏡に映る自分の姿を見て、頭の中では2択の選択が迫られていた。
今の私には当時の商品価値も与えられない。
傷物の商品は安く売られるか捨てられるかの2択だ。
今の私は客も取れないガラクタ同然。
……廃棄処分はまのがれない。
2年間続けていたせいか、Aの頭の中ではその考えが今も尚、根強く残っていた。
心臓の音がドクドクと早く高鳴り、…不安と焦りが同時に混み上がる。
あぁ、……どうしよう。
ものすごく惨めだ。
私いま、捨てられるのが怖いとか思ってる。
塞ぎ込むように頭を折りたたむAにフロイドはトントンっと肩を叩くと、始めるよ。と言わんばかりに身体を起こさせる。
フロイド「それじゃあ始めるからブレザー返して。」
フロイドはスっとAに手を伸ばすが、沈黙のままそれを嫌そうに明らかにサイズが合わないブレザーをギュッと両手で掴んだまま身体を縮めた。
その様子を見ると、ため息を吐いてフロイドはA
をくるっと回し脚に手を伸ばした。
フロイド「はぁーーーもぅ、……じゃあ脚から始めるから脚こっちだして。……って、…なんで泣いてんの、」
フロイドの目には、顔を隠しながらポタポタと涙を流すAが映っていた。
彼女は震えた声で話し始めた。
『………今の私。見れたものじゃないの。』
フロイド「……？、」
『…顔も、身体も、……傷跡も。、
…こんな欠陥品だらけの汚れた身体。
それを誰かに見られるのがすごく嫌。』
Aは脚を引っ込めると顔を塞いで小さく震えていた。
その光景は捕食者のフロイドには弱っている彼女がどうしようもなく…、
″美味しそう″に見えてしまった。
フロイド「………じゃあ、俺にだけ見せてよ。」
『！！？……、なに、！？』
閉ざされた2本の脚を1本だけ前に押し、その隙間に自分の身体を滑り込ませると黄色とオリーブ色の瞳はニヤリと笑う。
フロイド「………あはっ♡、弱ってるイルカちゃん見てるとスゲー虐めたくなる。」
『！？……っっ、』
目の前のウツボは震えるAの顎を持ち上げ、口を開けさせると流れるようにキスを落とした。
.
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ぱお(プロフ) - Fの小説さん» わぁぁ、共感めっちゃ嬉しいです(泣)ゴスマリのリリアちゃんとセベクくんの絡みが個人的にめちゃ好きでした！いや、まじでツイステに人権握られてます、、。ありがとうございます！ぼちぼち更新します(^ω^≡^ω^) (2020年11月27日 2時) (
レス) id: 0d9f797681 (このIDを非表示/違反報告)
Fの小説(プロフ) - なんかわけわからん文章になってたｗｗ 私はリリアさん推しなのでそんなにダメージはありませんでしたが、ぱおさん…10万ですか…やばいですね…すごいです… (2020年11月25日 13時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
Fの小説(プロフ) - 文章書いてていざ出すときにあれ？みたいな事ってよくありますよね…めっちゃ共感します泣 私はリリアさん推しなのでぱおさんすぎょいって思いました()荒れまくるのめっちゃわかりますｗ続き楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2020年11月25日 13時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱお(プロフ) - Jjjさん» いや、もはやコメントに愛しか感じない！！！！！はよフロ監ハッピーエンドにしたいぃぃぃけど時間と供給が間に合わなぃぃぃぃぃぃ(^ω^≡^ω^)いや、もう文章にセベク愛を感じます(くそ自惚れ)ありがとうございます！ (2020年11月24日 22時) (レス) id: 0d9f797681 (このIDを非表示/違反報告)
Jjj - コメ返しありがとうございますうううう。早くフロイド思いだせよっっって思って待ってますね！！！！！！更新頑張って下さいいいい！！！！！！！！！！！！！！！((うるさ (2020年11月23日 22時) (レス) id: 164c86cd11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱお | 作成日時：2020年11月21日 23時
