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貴「これでケーキ作るんでしょ。諦めないで作ろうよ。お父さんのために」
花房くんは少し嬉しそうな顔をして、私の頭にタオルを乗せ拭く。
花房「馬鹿だなぁ。そんなに必死になることないのに...風邪引か...」
貴「花房くん?」
言葉を止めるから不思議に思うが、次の言葉で衝撃を受けた。
花房「水苔臭い」
私と樫野くんはガーンッとなる。
貴「そりゃ沼に浸かったら臭いよ!」
樫野「お、お前デリカシーないな!」
花房「わ、悪い...」
私達が花房くんに文句を言っていると後ろで見ていた安堂くんが来た。
安堂「わー、フェミ男なのにデリカシーないんだー(棒」
花房「おい」
私は、はぁ...と溜め息を吐く。
貴「この服おろしたてなのに匂い取れなかったらどーしよ」
袖を嗅ぐと臭かった。
樫野「全身びしょ濡れだもんな。頭まで匂う...」
私達が悲しい思いをしているのに花房くんは何かを思いついたみたいで。
花房「そうか、分かった!」
水苔で何を思いついたのよ...(呆れ
▽
花房「2人が沼に浸かったので思いついたんだ」
私達に説明しながらバラのケーキを作っていく。
貴「わぁ...美味しい!」
ベルガモットもまぁまぁかな、と言いながら美味しそうに食べる。
安堂「バラの自然な香りが凄く食欲をそそる」
花房「生地焼く時にバラジャムも練り込んでみたんだ」
安堂「やったな花房!」
3人共喜ぶ。勿論私も嬉しいのだが気になることが一つ...このままじゃ駄目だよね。
安堂「これで4つ揃った。明日いけるよねA」
私の異変に気づいたのか3人共心配そうな顔をする。
樫野「何か気になることでもあるのか?」
貴「あ...あの、ちょっとだけ。提案があるんだけど」
安堂「いいよ。言って?」
花房「こういう時のAちゃんの提案はとてもいい方向に行くから。聞かなかったら後々後悔するんだよね」
樫野「明日勝てるんだったら俺達は何だってする。どんなに大変なことだって耐えてみせる」
貴「みんな......ありがとう!___実はね、」
▽
『選手の皆さんは定位置について下さい』
ルミ「わー、いよいよやな。Aちゃん達」
天野「あれが対戦相手の市松チームね。さすが落ち着いてるね...」
ルミ「Aちゃん達は...」
みんなでチームAの方を見るが眠そうにしていた。
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うつ(プロフ) - ラズさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて凄く嬉しいです!更新頑張ります! (2017年7月12日 19時) (レス) id: 377ca02738 (このIDを非表示/違反報告)
ラズ(プロフ) - 突然なんですけど、私この作品大好きです!ストーリーの展開が凄くいいです!スイーツスピリッツのキャラもすごくキュンときます!更新楽しみにしてます!頑張ってください!! (2017年7月12日 19時) (レス) id: c96d83c28a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うつ | 作成日時:2017年6月12日 17時