【ヒロアカ】それが私。 (ページ6)

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英雄5 ページ6

今頃どうしてるのかな?

元気だといいんだけど。

脳裏に浮かんだのはそんな言葉ばかり。

人のこと言えないな....なんて思ったりもしてたけど。

A 「はあ........半端者が無個性...か。」

半端者。

それは昔の私の呼び名だ。

お忘れかもしれないが、私の個性は耳の良さ。聴覚上昇?と言うところか、
その個性は、発動時身体に何かしらの変化を与えると言うわけではない。

耳が延びたりするわけでもなければ、抑えが聞かず常時発動状態。

はっきりいってただ私に迷惑しかかけていなかった個性だと思う。

そんな外見無個性の私を見かねた幼馴染みの一人が
私を半端者といったのがきっかけで、クラスメート達から私は半端者といわれ続けていた。

でもまあ、それが晴れて無個性だ。

中途半端だった私が、そんなことで死を考えた私が

だからかな？

気持ちが軽くなったのは。

でも、

でも少しだけ

個性がなくなるなんて思っても見なかったから。
心が焦って、悔しいって思いになってる私は

旗から見れば

さぞかし滑稽に見えただろう。

(.....本当、馬鹿馬鹿しい。)

はあ、ともう一度大きくため息をつきベッドから起き上がる。

深く考え過ぎたのがいけなかったのかに喉が乾いた。

下で水でも貰ってくるか。

扉にてをかざしてがチャリとその扉を開く

A 「.....。」

? 「......お出掛けですか？ A様。」

ﾋﾞｯｸ

扉を開ければ待っていましたと言わんばかりに頭を下げる20歳程の女性に
かたをならす。

梅子「あ、申し訳ございません。A様。
改めまして、私A様の身の回りのお手伝いをさせていただきます。
梅子と申す者です。

お気軽に梅子とお呼びください。」