【ヒロアカ】それが私。 (ページ41)

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英雄40 ページ41

かっちゃんの胸元で肩をあげながら息をした。
多分....と言うか絶対

今の私の顔は赤色に染まっているんだろう。

A 「...っ....かっちゃ。」

爆豪「...きだ...。」

A 「.....?」

爆豪「...好きだ。」

ぐったりとしていた体に一気に電流が走ったみたいだった。
耳元で呟くように聞こえた言葉に胸がなる。

顔にはこれでもかって位熱が集まって
心拍数もどんどん上がっていって

勢いのあまり上を向けば、いつも余裕そうにほくそ笑んでいたかっちゃんの顔がほんのり赤く染まっていた。

爆豪「....っ。」

そんなかっちゃんから目がはなせなくて、思わずその顔を直視すれば自然と目があった

戸惑いながら揺れているであろう私の目とは違い
かっちゃんは確りと赤い瞳で私をとらえている。

....そらせない。

心臓は張り裂けてしまうのではないかと言うほどバクバクとなる
顔をあげていることによって空いた隙間をうまく使いながら両手を自分の胸に置く。

聞こえてないよね？ .....かっちゃんに。

届いてないよね？....私の音。

心のなかでそんな事いったって誰も答えてくれないけどいろんな言葉が中を舞うようだった

何か、早くなにか言わないと。

必死に頭から言葉を探してキョドりながらも私は声を紡いだ。

A 「ぇ..っと。」

喋りはじめの声にビクリと肩を揺らしたかっちゃん。
もしかしたらかっちゃんも緊張しているのかもしれない.......けど。

私の口はそんなのお構いなしだった。

A 「....ぱ.........パードゥン?」

もう一度....言ってください...!?

出た言葉はとても....というか、かなり...恥ずかしい言葉
いくら困って、悩んでいたからって告白をもう一度お願いします。何て言う？

いや、いわないよ!!?

慌てた目でかっちゃんを見ると、その顔はさらに赤く染まり
私の後頭部に回した手を、自分の口許に持ってきて必死に口をおおっていた。

場違いなのはわかってる。
でもあえて言うならば、不覚にも可愛いと思ってしまった

いや、そんな事よりもさっきの言葉を訂正しないと！

目を思いっきり瞑って訂正の言葉を口にする

A 「あ!....さっきのは...!?」

急に視界が真っ暗になった。
目を瞑っていたからか、何が起こっているのか正直分からずじまいである。

そのまま、さっきのような体制にいつのまにかなっていた。
制服から感じるかっちゃんの体は、前に手を繋いだときより筋肉が確りとしてて
私と同じくらいの早さで心臓がなっていた。