英雄38 ページ39
かっちゃんを見つつ、思った事をそのまま口にすると
どういうわけか、かっちゃんは、したを向いて口をごそごそとさせた
爆豪 「....じゃ.......よ。」
A 「...?」
爆豪 「どうしたの?じゃねーよ!!」
A 「ひっ.....はい!!」
怠けていた腰がピンとたつ
爆豪 「大体お前!何でそんなことになってんだよ！」
A 「え....あ、いや.....ちょっと色々ありまして......。」
爆豪 「あ"あ"? その色々を聞いてんだろうが!!」
A 「はい!!!!」
そんなに怒鳴んないでよ
かっちゃんの怒鳴り声は、別になれてるんだけど
ここ病院!カーテンしてるけど病室何だよ!?
凄く響いてるし
爆豪 「こちとら、心配してたんだぞ、お前の事!!」
恥ずかしさにぎゅっと瞑っていた目をばっとひらく。
A 「.....え...? かっちゃんが.....?」
爆豪 「....文句あるか!!?」
A 「いえ!!....まったく...。」
怒鳴りながら、かっちゃんらしくない発言をするかっちゃんにも正直驚くが、その前にひとつ聞かせてほしい
あれ...?。
かっちゃんって私のお見舞いに来てくれたんだよね？
何で私...こんなに怒鳴られてんの？
頭に浮かぶ大量の？に対応が追い付かない
自分の世界に入りながら
黙々とかっちゃんの話を聞いていた。
爆豪 「.....ったく....心配、かけさせんじゃねーよ」
自分の世界から抜け出して、私が顔を上げると
かっちゃんは安心したとでも言うような顔で静かに微笑んでいた。
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作者名：琴吹 白 | 作成日時：2017年9月16日 8時
