英雄20 ページ21
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緑谷 「うわぁ!! Aちゃんごめん!! 本当にごめん!」
A 「...いや.........いいって。顔あげていっくん。」
緑谷 「で、でも 僕のせいでAちゃんの服
濡れちゃったし。」
A 「...いや、私のせいでもあったしさ。ね?」
ブツブツブツブツと独り言を始めるいっくんに
そう、声をかけると
不意に誰かの携帯がなった。
A 「ん?.......いっくんの?」
緑谷 「え....僕の教室だから、Aちゃんのじゃないの?」
A 「私...携帯なんて持って.........ぁった。」
音のしていたほうから携帯を探すと
案の定、ポケットからは所謂ガラケーと言うようなものが出てきた。
緑谷 「で、ないの?」
A 「...。」
黙り混んだ私。
でもそんなの気にしていませんとでも言うように
携帯は鳴り響いた
カチャ
ブチッ
緑谷 「え?」
A 「ん?」
やがて、ムカムカしてきたため
携帯をパッと開き名前を見ることもなくブチッと切った
結局、誰だったのかはわからないけど
この携帯は梅子さんに預けておこう。
胸の中で固く決意を交わすと
ちょうど良く梅子さんがこっちに来てくれた。
何故か分からないけど 替えの制服まで持って。
緑谷 「やっぱり、なんにも変わってないんだねAちゃん。」
A 「うん?」
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作者名：琴吹 白 | 作成日時：2017年9月16日 8時
