【ヒロアカ】それが私。 (ページ20)

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英雄19 ページ20

緑谷「バカっ!! なんで、なんで死のとしたの？
Aちゃんが飛び降りたって聞いたとき...僕も、かっちゃんも

すごく、すごく、心配して。.......自分で.....飛び降りたって、
警察の人から聞いたときもなんでって...すごく思って。」

A 「....うん。」

ああ、結局私は。

緑谷「毎日、毎日姿を見に行くたびに
青白くなっていくAちゃんの肌を見て、心配して。」

A 「うん。」

自分のことばっかりで

緑谷「Aちゃん. 声かけても、答えてくれなくて」

A 「うん......ごめんね。」

何が怖くないの？........飛び降りたとき、死のうとしたとき

私が怖くなかったのは、きっと、

緑谷「このまま、目が覚めなくて
居なくなっちゃったらって...!」

きっと

緑谷「不安で.....仕方なかった...!」

こんなにも......こんなにも身近に
私のことを思ってくれて、心配してくれる人が居たからなんだ。

A 「.....うん。.....ありがと。
ありがとう....いっくん。」

涙とかいろんなものを出してぐしゃぐしゃになったいっくんの顔を
自分の胸におさえながら、いっくんの涙が止まるまで
私はいっくんの背中をさすり続けた。

こんなことじゃ、許してもらえないかもしれないけど。

ごめんね。

ごめんなさい。

A 「....ごめん。」

最後の声は、一体誰に向けた言葉だったのかな?

でも、その言葉は
無意識に口から溢れていった。