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#9 ページ11

加州side


やっと反応してくれた。
最近、ボーッとしてることが多い。

これも、鬱病という病気の所為?

なんで主は、ここまで苦しまなければならないのだろう。

「大丈夫?って、大丈夫なわけないか。ごめんね。よしよし。」


俯いて、ずっと下を見ている。
その顔はどこか悲しげだった。

「主。」

そう呼べば顔を上げる。
身長的には俺の方が高いから、自然と上目遣いになる。


━━━━━━━可愛い。

そう思った時には、身体が動いていた。

___ちゅ


自分の唇に伝わる、柔らかい感触。


ずっと、考えていた。
どれだけ、主と接吻が出来たらかと。

どれだけ妄想の中でしてきたか。

それが今じゃ、現実となってしまった。



主は、自分の唇をそっと触り、
やっと頭が追いついたのか、
みるみるうちに紅潮していく。

本当に可愛くて仕方ない。

誰にも奪われたくない。
そんな黒い感情が、醜い感情がどんどん胸に広がっていった。

ーーーー
03.25 修正

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雪姫(プロフ) - とだなさん» 有難うございます! (2019年4月3日 13時) (レス) id: b9de6b7a36 (このIDを非表示/違反報告)
とだな - 最近こうゆう小説が少ないのでとても嬉しいです! (2019年3月31日 22時) (レス) id: 64a2b0e7fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪姫 | 作成日時:2019年3月21日 1時

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