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青行燈sind

気まずいな…。

百々目鬼の方もなんか話せよ。

何も話さないまま、脅かすこともしないまま、帰る時間がドンドン訪れる。

「ぁ…もう、帰る時間だから。」

初会話がコレか…。

「え!もう時間?」

驚く、酒呑童子。

「ごめん…。その…また…」

体も透けてきてて、なにか言おうとしたら酒呑童子の家ではなく、自分家に居た。

「何も話さないままだったな…。」

こんなに自分の種族について恨みたいって事あっただろうか。

最後に見た、酒呑童子の顔は寂しそうだったとしか覚えていない。

”また、呼んでくれよ”と言おうとしたのに。消えちゃったからなぁ。

勝手に消えたから、もう呼んではくれないんだろうな。

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作者名:青葉さき&紅夜の黒猫 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2020年4月16日 13時

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