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化け狸sind
「はぁ…はぁ…はぁ」
人間に化けて村で買い物をしたんだ。
でもスグにお金が葉っぱに戻ってタヌキだとバレちゃって追いかけられた。
人間ってなんでそんなに酷い人ばっかりなんだろう。
ボクは、ある山に潜り込んだ。
そこは妖力がとても強く、人間からも恐れられている山だったから山の中までは人間が来ることは無かった。
「よかったぁ。」
「あ、タヌキだ」
「ヒィ!」
え、ろくろ首?!(汗)
やべぇ、マジで会っちまったよ。
ろくろ首はボクの後ろにいるのか首を伸ばして、ボクの顔を覗き込んできたのだ。
咄嗟のことで驚いちゃって、ろくろ首はシュンッて落ち込んだ。
そっか…このろくろ首も…。
「ろくろ首さん」
「は、はい。」
「ボク1人なんだ。人間界に言ってもタヌキだからって捕まえられる。仲間も人間に殺られちゃったんだ。」
初めて会ったろくろ首に自分の事を話した。
「ぼくは、普段お化け屋敷で働いてるんだけど、毎回怖がられちゃう。人間って脅かされる為にお化け屋敷入るのに、脅かしたら泣いて逃げるなんて…。寂しいよ。人間はぼくのことを偏見だけで決めつけるし、他の妖怪も友達になってくれないんだ。」
ろくろ首も苦労してるんだな。
「…。ボクと友達なろ。」
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作者名:青葉さき&紅夜の黒猫 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2020年4月16日 13時