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そんな前フリをした小瀧くんが連れてきてくれたのは、私がずっと行きたかった高級ホテルのレストラン。
『 ここ、...ずっと行きたかったとこ、 』
全然予約が取れないことで有名なこのレストラン。
ましてやバレンタインなんて...。
望「 Aちゃんと来たくてさ、あの手この手使った(笑) 」
『 ありがとう、すっごく嬉しいっ 』
...はずなのに、なんか頭の隅っこに小さなモヤモヤがあって。
原因はわかるけどそれには気付かないふりをして、私は望くんのジャケットの袖を持つ。
頭の中ぜーんぶ、望くんでいっぱいになればいいのに。
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通された席は夜景の見えるところ。
他のお客さんからは見えない場所で、これなら望くんも私も安心だ。
ウェイターさんからもらったドリンクメニューから望くんがお酒を選んでくれ、二人で乾杯する。
望「 今日も可愛いなあ、Aちゃん 」
『 ...ありがとっ、オシャレ頑張った 』
望「 ...マジ可愛い、(笑) 」
『 望くんもかっこいいよ、...髪も似合ってる 』
望くんの髪色は前より少し暗くなってて、長さもさっぱりとしている。
...こっちの方が断然かっこいい。
望「 ありがとう、結構切ってん 」
『 だよね。...そっちの方が私は好きだよ 』
望「 ...そんなん言われたら一生変えられへんやん、！ 」
「 それはだめ！(笑) 」
なんて話しながら届いた料理を食べ始める。
すごく素敵なコースで、全部が全部ほっぺたがとろけそうになる。
ああ、幸せだなあ。
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つばき(プロフ) - この作品が大好きなので更新とっても嬉しいです。これからも楽しみにしています！ (2018年8月24日 9時) (
レス) id: 1f4a08d98f (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - このお話大好きなのでまた更新されて嬉しいです！ (2018年8月24日 9時) (レス) id: 54e43fc953 (このIDを非表示/違反報告)
神山あゆ ！ - この話めっちゃ面白いですね！ 友達にも主人公ちゃんに似てる女の子いるんで親近感があってめっちゃ読みやすいです！ 続き楽しみにしています！ 更新頑張って下さい！ (2017年2月19日 14時) (レス) id: 0501317910 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しほ
| 作成日時：2017年2月15日 0時
