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崎本「 …勝手でごめん、。…もうチャンスってない…？ 」
そう言ってようやく離してくれるけど、右手首はまだ崎本くんにぎゅっと掴まれたまま。
前言撤回、諦めの悪いオトコランキング入りだこれ。
『 …私好きな人いるの。だから、ごめん。 』
崎本「 っ、同じ大学のやつ？付き合ってるの？ 」
私が言うと、右手にかかる力が少し強くなって痛みが走る。
…なんなの…。
『 もう離して？痛い 』
崎本「 …離さない、答えて 」
『 やめてってば 』
崎本「 …なんで？なんで俺じゃだめ？…俺、こんな好きなのに… 」
…これ、ヤバイ。
リサちゃんに言われた " 気を付けなよ？ " なんて言葉が頭をよぎる。
『 好きじゃない、離して、 』
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「 何してんの？ 」
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腕を振り払おうとしたその時。
誰かの手が肩にまわり、慣れた香りが私を包む。
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崎本「 誰だよ、 」
「 お前こそ誰やねん 」
『 、紫耀。 』
私の肩に左腕をまわし、いつもより強めの関西弁でそう言ったのはマスクをしてハットをかぶった紫耀。
その右手は崎本くんの手首を掴んでいて。
崎本「 、いってえよ、 」
紫耀「 何が？ 」
崎本「 離せっつってんだよ 」
『 、そっちも離してっ 』
私がそう言うと、右手首にかかっていた力は緩み同時に紫耀の手も崎本くんから離れる。
紫耀「 何？続けたら？ 」
崎本「 てめぇ誰だよ、関係ねえだろ 」
紫耀「 お前こそ誰やねん、関係あるわ 」
紫耀は私を後ろに下がらせ、私と崎本くんの間に入る。
崎本「 どけっつってんだよ 」
崎本くんは紫耀の肩を押しそう言う。
…ヤバイ、さらに。
紫耀「 触んな 」
そう言った紫耀は、肩を押してきた崎本くんの手首を掴む。
『 もういいから、帰ろ、 』
紫耀の服の背中を引っ張ってそう言うけどお互い一歩も引いてくれなくて。
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更新に間が空きすみません。
よろしければコメント等お待ちしています
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つばき(プロフ) - この作品が大好きなので更新とっても嬉しいです。これからも楽しみにしています！ (2018年8月24日 9時) (
レス) id: 1f4a08d98f (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - このお話大好きなのでまた更新されて嬉しいです！ (2018年8月24日 9時) (レス) id: 54e43fc953 (このIDを非表示/違反報告)
神山あゆ ！ - この話めっちゃ面白いですね！ 友達にも主人公ちゃんに似てる女の子いるんで親近感があってめっちゃ読みやすいです！ 続き楽しみにしています！ 更新頑張って下さい！ (2017年2月19日 14時) (レス) id: 0501317910 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しほ
| 作成日時：2017年2月15日 0時
