7人の傘 3 /8人目/

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タクシーがマンションの前に着いて、2人で降りて、エレベーターに乗って。









回らない頭で、ずっと掴んでた横山くんの服の素材がどうだとか


雨は降りそうにないなとか。どうでもいいことばっかり考えてた。









鍵を回して、横山くんのお家に無言で入る。








2回目、だ。














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私が先にズカズカと上がり込んで、ソファに勝手に座る。





常識や礼儀のカケラもない私の態度。









最低な事くらいわかってる。わかってるのに。




これからしようとしてることもどんなに最低なのか分かってる。









ソファで体育座りして頭を抱える私の前にしゃがみ込んで、








横「…そういうことやろ？」








横山くんの問う声が聴こえる。









「……そ、」






横「一回堕ちるとどこまでも堕ちんねんな」



















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「…それでも 私のこと好きでしょ」






横「A、ほんまに誘うの上手いなー」












ふっと鼻で笑う声も





頭を撫でてくれる手の温もりも









「抱いて欲しい」





「助けて欲しい」




「忘れさせて欲しい」








口から勝手に零れ出すのは ''求める'' 、言葉。



私の中の常識をぶち壊す。









横山くんに抱く感情はなに？



他の誰に抱くものでもなく、ただ横山くんにしか感じないこの想いは何？














横「加入祝いの後にまさかこんなことになるなんて思ってなかったわ。





…顔上げて？」















何もかも分からなくなりたい。





















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これから、横山さんとがっつり裏なので記号は黒になります(▼)フラグ立てますね(つω⊂)


苦手な方は、白の記号のお話が更新されるまで(▽)少しだけお待ちください。


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