▽49/安田side/ ページ50
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安「…A、横ちょの事苦しませたないやろ？」
「…ん」
安「今、Aとメンバーの中でそういう関係になったらな？Aは加入出来んくなるよ？」
「…ん」
安「横ちょ、Aのこと大切な妹みたいに思ってて可愛がってるやん。そういう風になったらもう元に戻れなくなるよ？」
「…」
安「そんな取り乱して抱いてって泣かんでも
俺がいくらでもそばにおるから。Aが泣き止むまで、笑うまで抱きしめるから」
横「ヤス…」
安「お願いやから、俺の見えへんとこで泣かんで？
ほら、おいで？」
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横ちょにぴっとりくっついて
あの怯えた目のAを抱きしめたくなる。
Aが俺の目の届かないところで泣くの、嫌やなぁ。
俺の腕の中でなら その狂ったように雨を怖がるAが落ち着いていられる、
Aにとって、そんな存在になりたい。
そういう気持ちを込めて、
嫉妬心なんかは隠して、
手を差し出すとAは涙でぐしゃぐしゃの顔で、手を握ってくれた。
安「……帰ろ。雨も止んで来た」
小さく言うと、Aは
「章ちゃん」
小さく俺を呼んで横ちょから離れた。
少し切なそうな顔で
横「弱虫でごめんな…
気をつけて帰りや」
と目を逸らす横ちょに
ごめん、と謝りながら手を握り返す。
自分からのAへの気持ちに名前を付けないように、そっと。
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来年、関ジャニ∞に加入する予定の女の子は
不思議な子だ。
いつも隣におらんと消えてしまいそうな危うさを持っていて
ほっとかれへん。
でもその危うさやもろさは人間味があって
むしろ色気で、魅力でもあって。
俺ら7人はいつもちょっぴりどぎまぎしている。
そんな7人と女の子の物語はまだ始まったばかり。
今思い返すと。
自宅へと走らせる車の中で
しとしとと降り注ぐ小雨を虚ろな目で見つめるAのこと、
この時の俺らはまだ1mmも知ってなんかいなかった。
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うとうと(プロフ) - ∞黄色LOVE∞さん» 黄色LOVEさん はじめまして。本当に嬉しいお言葉ありがとうございます！たくさん褒めてもらえて、ウキウキです♪♪ 頑張ります。ありがとうございました！ (2016年8月30日 12時) (
レス) id: 688d895de1 (このIDを非表示/違反報告)
∞黄色LOVE∞ - 本当に大好きです♪進め方が丁寧で、リアリティーは占ツク一番だとおもいます！！これからも連載がんばってください！応援しています(*^^*) (2016年6月21日 23時) (レス) id: 664c2b6b90 (このIDを非表示/違反報告)
里香(プロフ) - うとうとさん» はい！楽しみにしています！ありがとうございます！ (2015年10月13日 17時) (レス) id: 7120e2e516 (このIDを非表示/違反報告)
うとうと(プロフ) - 里香さん» 励みになります。本当にありがとうございます(∩´ω`∩)期待に応えられるように、精進して参ります！他の作品も読んでくださって、光栄です＊引き続きよろしくお願いしますね( *´艸`)♪ (2015年10月13日 7時) (レス) id: 73b159c073 (このIDを非表示/違反報告)
里香(プロフ) - うとうとさん» いえいえこちらこそ。本当に楽しみにしているので、頑張ってください。保健室のほうも、読ませていただいてます。 (2015年10月13日 0時) (レス) id: 7120e2e516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うとうと
| 作成日時：2015年8月1日 12時
