浦田さん家のお隣さん。

episode 18 ページ19

夢主side

．





ゆうまくんが近くに来た時のことを思い出すと全く集中できなくて、とうとうお経を唱えて心を沈めようかと迷うほどにまでなった。



それくらいどきどきして、最高な時間だった。



それにしてもゆうまくんパワーはすごいらしく、わたしは今までにないスピードで課題を終わらせた。




ふー、と息を吐いてパソコンを閉じる。



ゆま「あ、一ノ瀬さんちょうどいい感じ？」



顔を上げたゆうまくんが首をこてん、と傾げる。




なんだこの生き物超かわいい。



『はい、


休憩しちゃいます…？』



わたしがそういうと効果音がつきそうなくらいにこにこするゆうまくん。




かわいい。(2回目)



ゆうまくんはとことこ歩いて冷蔵庫までデザートを取りに行った。




その動作ですら可愛くて愛しいと思ってしまう。




テーブルに買ってきたものを並べる。




ピンポーン


……



なぜ今なんだ。



別にゆうまくんの来客にどうこう口を出す権利はないが、



なぜ今なんだ。



ゆま「ちょうどよかったのに、、」


ゆうまくんも名残おしそう。



無視していいかな、と言わんばかりの顔をしているがチャイムが鳴り止まないため、仕方なく出て行く。




少し離れたところでゆうまくんと誰かが話している声が聞こえる。







どれにしようかな。






呑気に考えていると、複数の足音がこちらに向かっていることに気づいた。





ん？ここ推しの家だよね？





もしかしなくてもわたしやばいのでは…






？？「ねぇ、誰？こいつ、」




目の前にいたのは、













推しのグループの鬼リーダーでした。

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