episode 14 ページ15
夢主side
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その後、ごうたくんとは世間話ができるほど仲良くなれてLINEまで交換した。
ごうた「俺、Aさんみたいな人と話せてよかったっす!
これからもぜひ仲良くしてください!!」
なにこの子。可愛すぎる。
養いたい。
変態的思考のまま、ゆうまくんを盗み見る。
余裕そうにブラック啜る表情、好きだなぁ。
ゆま「ん?」
あ、
ぱちっと効果音がしそうなくらい思い切り目があってしまった。
ゆま「どうしたんですか?」
にこっと微笑んで優しく顔を覗き込むゆうまくん。
なにその表情。
画面で見る何倍もかっこよくて、あざとくて。
目があっていることが未だに信じられなくて、
ごうたくんの時とは別人のように固まる。
ごうた「ちょっとー!
Aさん固まってますよゆうまさん!!」
見かねたごうたくんが明るく声をかけてくれる。
ゆま「ははは、僕がかっこよすぎましたか、?」
ころころと楽しそうに笑うゆうまくん。
小さく頷くと、ゆうまくんの動きがフリーズする。
ごうた「ちょっ!ゆうまさん!?
顔真っ赤っすよ!?」
ちらっと見ると耳まで赤くなっていた。
わたしまで熱くなる。
ごうた「Aさんまで、
ちょっと暑いっすか?」
ごめんねごうたくん。
仲介役にさせてしまって申し訳ない。
ゆま「そろそろ帰りますか。」
バイト上がっていいよー!と奥の厨房から店長の声が響く。
『え?!ほんとですか?』
光の速さで飛んできた店長は、
店長「やっとあんたに春が来て店中喜んでるから早く帰りなさい。」
こそっと言ってくれた。
『ちょ、そういう関係じゃないですって。』
流石に意図くらい掴める。
でもわたしとゆうまくんはそんなんじゃなくて。
ただのお隣さん。
ゆうまくんだってそう思ってる。
どれだけ否定しても、
にやにやする店長に押し出されるようにして店の外に出る。
『待っててくれたんですか、』
ゆま「もちろんですよ。
帰るとこ一緒じゃないですか笑」
暖かくなってきたため上着を手にかけて微笑むゆうまくん。
その笑顔でどれだけ人をあやめてきたのか。
『えっと590円ですよね?』
ゆま「そんなの、いいですよ。
奢らせてください。」
財布を出す手を止めるゆうまくんに、胸が鳴った。
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松 原 菜 羽 @ コ ム レ ン ジ ャ - ? ダ(プロフ) - 更新待ってます!!! (2022年7月18日 11時) (レス) @page23 id: e2eb946a6e (このIDを非表示/違反報告)
しふぉん(プロフ) - にゃんさん» いえいえ!にゃんさんのペースで頑張って下さい!!!! (2022年5月24日 18時) (レス) id: 9274152077 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - しふぉんさん» ほんっとうに遅くなってしまいすみません🙇♀️更新頑張ります!! (2022年5月23日 20時) (レス) id: 33c47bfb5d (このIDを非表示/違反報告)
しふぉん(プロフ) - 更新だ!!!!!!!うれしいです!!!! (2022年5月22日 19時) (レス) @page20 id: 9274152077 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - しふぉんさん» ありがとうございます🥲♡今日中には更新するのでぜひ読んでいただけたら嬉しいです🫶 (2022年5月21日 9時) (レス) id: 5340bbafef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃん | 作成日時:2022年4月8日 22時